人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2003年12月12日(金) 静かに、狂っていく様を見つめる

私たちには、何もできない。

苦しくて、私はお酒に走った。救う術は、あるようでないような。仕方がないといえば仕方がないような。

最後まで書ききれない、イラスト。人の顔が、ページをめくる毎に崩れていく。規則的に使われなくなったノート。
怪しく精神の揺れ動く様が、はっきりと現れていて。あっちの世界に足を踏み入れ始めているのが感じられ。早く病院に受診しようと、声をかけられたらいいのだけれど、かけられなくて。私たちにはその権限がなくて。

もう、崩れかけていたバランスは、あと欠片2つ3つで完全に倒れるだけで。カウントダウンは始まっている。

きっと、きっと、もうダメ。

幼い精神が破綻していく姿を見守るしかできないだなんて、私たちはなんて無力な存在なんだろう。専門職って何だろう。生命の危機にあったり、誰かを傷つけてしまうかもしれないという状況であれば、できることはいくつかあるというのに。

何故、私たちには何もできないのだろう。明らかにおかしくなっていると分かっているのに見守るだけで、完全に崩れ落ちたら差し伸べられる手なのに、すべてに中途の今は悲しさと悔しさと祈りに震えるだけで。

お願い、そちらの岸に、その子を連れて行かないで。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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