人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2003年05月08日(木) まるで、『親の心子知らず』状態な

私たちが、あなたをひとりにしないと誓ったとしても。

夫婦間暴力だとか児童虐待だとかを見つけたら、そのたった一家族のために、私たち関係諸機関は集まる。
保健センターの地区担当だとか母子担当だとか、虐待防止班だとかDV(ドメスティックバイオレンス)対策班だとか、児童相談所だとか、保育園だとか幼稚園だとか学校だとか、病院だとか警察だとか、民生委員だとか主任児童員だとか、シェルターだとか母子寮だとか、とにかく、必要あらばありとあらゆる機関の職員が大集合。
諸機関で電話連絡や直接訪問で情報提供を密にしたり処遇会議の日程調整したり、とにかくその家族のためだけに動く。

夫から逃げたいと、子どもを守りたいと、そう言う母と子を、私たちはどうしたらしあわせになれるのかを考えた末どこかの施設に匿い、そこで最低限の生活を営みながら自立への路を進んでもらうことがある。
たとえ旦那だの内縁の夫だのが「あいつらを出せー」と包丁やらカナヅチやらを持って来所しても、「知りません」「警察呼びます」の一点張りで逃げる。そんな、生命までかけて守っている。なのに。

わざわざ遠い遠い県外のシェルターに空きを探したのに、1週間で暴力夫の元へ出戻ってくるとは何事ですかい?
母子寮入寮後2日で子どもだけを施設において失踪しちゃうって、どういうことですかい?

だけど、そんなあなたはとっても贅沢でしあわせ者だと思う。
あなたが望む望まないに関わらず、あなたが動くその先でも、私たちはあなたたちのことを考えているのだから。

もう大脱走だけは、勘弁して欲しいけれど。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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