人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2002年12月20日(金) ゴミ屋敷に行ってみた

ちょっと前まではテレビの中だけの話で、私には関係ないと思っていたんだが。

就職してから、いわゆる『ゴミ屋敷』、門のすぐ内側から何年分ものどんなゴミでも外に捨てずに大事に取ってあるお宅に遭遇すること数件。
夏場は生ゴミの腐るにおいに死にそうになったけど、今はもう、涼しくなってだいぶいい季節になってきたといえる。まあ、ある程度あの、ゴミの腐敗するにおいに慣れたともいえるのかもしれないけれど。

お歳暮とかの箱も、黄ばんだ新聞紙も、たたまれていない洗濯物も、洗われていない尿瓶も、シンクからあふれ出る食器も、コンビニ弁当の容器も。なぜかゴミらしきものが入っている透明ゴミ袋も。全部全部が山積み。
そんな風景、見慣れてしまった。

人の通る道もなかいほど乱雑に物が置かれている部屋に通路を作れたときの喜びといったら。
何年もゴミの山の向こうにあって開けられなかった窓を開けたときの開放感といったら。

先日、またも新たなゴミ屋敷を発見☆

本当は非衛生的な生活送ってると、健康を害しやすいはずなんだけど、何年もそういうところに住んでいる人って、病気知らずなんだよね。家中ほこりがすごいし、風呂釜も中汚いし、野生化した動物たちまでも室内に入ってきちゃうなんて素敵な環境でも、冷蔵庫の中にとうの昔に賞味期限の切れたものが入っていても、喘息になることもなく、少々古いもの食べても腹も壊さず、平気。元気。
だから、どっちかっていうと、病気より加齢に伴う心身の衰えの方がやっかいになってくるんだよね。

そういえば、以前、ジップロックのCMで、整理がうまくできていない冷凍庫から凍った食品を取り出し、『・・・昭和の日付です』って驚くシーンがあった。
だけどあれ、笑い話ではなくって、実際よくあることなんですな。

まさに、日々是人生事件。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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