15年程度前、私はよくライブに行っていた。 まあ月1、2回ではあるが。 そんなある日、母はこう言った。 「いつまでも現(うつつ)を抜かしてるんじゃないよ」 当時の私にとっては、大変にインパクトのある脅し文句であった。 それで回数が減ったと言うわけではないが。
当時、私はすでに働いていた。 当人には趣味のつもりなのだが、その年頃ですでに私を産んでいた 母にとっては、許しがたいことだったのだろう。今にして思えば。
おかげさまで、趣味にのめりこむということが出来ぬまま今に至る。 何をしても上の発言を思い返してしまう。 まあ、飽きっぽい性格のせいもあるけど。
本屋に寄って新刊買って、帰ったら母がいない。 趣味のパチンコだろう、とのこと。 実益になるんだからいいだろう、と母は言うけれど。
矛盾とか、理不尽とかいう思いがよぎる、30代後半の冬であった。
今日の本 ぶきっちょさんのソーイングレッスン、ビンボーのススメ、 ますだおかだの漫才タイガース、 懐かしい日本の言葉ミニ辞典
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