今日は家族の話。
私は、どうにも談笑の場というものが苦手だ。 あと、基本的に人に話しかけるという回路が備わっていない。 沈黙は気まずいが、話しかけるのはもっと気が重い。
思うに、元来の性格のほかに家庭環境にも原因が あるのかもしれない。 家庭不和というよりは、夫婦仲が良すぎたとでも言うか? 話し好きな人たちなので、おたがい話に花を咲かせる。 その間、子供はほったらかしである。 親から話しかけられた記憶があまりないまま、 自閉症すれすれで育って、今に至る。
長じて、子供は知る。 夫婦仲が良かったというよりは、自意識の強い 似たもの夫婦だったのだ。だから子供は蚊帳の外。
今朝は、父の寝言で起こされた。 「なめんなよ、ふざけんじゃねえ!」 還暦過ぎた人の台詞とは思いたくない。 母は母で、私に力仕事の補助を頼んでこう言う。 「女3人いれば大丈夫ね」
夫婦愛というものは、本当に存在するのだろうか? また、親子愛なるものも。 私はひどく冷淡な女なので、実感できないのだが。
さて、今日から母の深夜散歩復活だそうな。 ボディガードとして、私も付き添わねばならない。 20代の頃から、そう言われてきた。 …母よ、あなたは死ぬまで女なんだね。
昨日の本 月曜日の水玉模様 今日の本 ラディカル・ホスピタル(4)
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