日々雑感

2003年04月03日(木) 家族と鬱屈

今日は家族の話。

私は、どうにも談笑の場というものが苦手だ。
あと、基本的に人に話しかけるという回路が備わっていない。
沈黙は気まずいが、話しかけるのはもっと気が重い。

思うに、元来の性格のほかに家庭環境にも原因が
あるのかもしれない。
家庭不和というよりは、夫婦仲が良すぎたとでも言うか?
話し好きな人たちなので、おたがい話に花を咲かせる。
その間、子供はほったらかしである。
親から話しかけられた記憶があまりないまま、
自閉症すれすれで育って、今に至る。

長じて、子供は知る。
夫婦仲が良かったというよりは、自意識の強い
似たもの夫婦だったのだ。だから子供は蚊帳の外。

今朝は、父の寝言で起こされた。
「なめんなよ、ふざけんじゃねえ!」
還暦過ぎた人の台詞とは思いたくない。
母は母で、私に力仕事の補助を頼んでこう言う。
「女3人いれば大丈夫ね」

夫婦愛というものは、本当に存在するのだろうか?
また、親子愛なるものも。
私はひどく冷淡な女なので、実感できないのだが。

さて、今日から母の深夜散歩復活だそうな。
ボディガードとして、私も付き添わねばならない。
20代の頃から、そう言われてきた。
…母よ、あなたは死ぬまで女なんだね。


昨日の本  月曜日の水玉模様
今日の本  ラディカル・ホスピタル(4)



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