背がスラーと高く サラサラロングヘアの笑顔の女の子がやってきた
うわぁー プリクラで見た感じより 数倍 数十倍可愛いじゃん
「わたしぃ〜 〇〇で〜〜す よろしくぅ〜」
なんて言いそうな今時の女子高生でなくて まずはホッとする
当然のように 自分の部屋に連れ込む息子
夕飯の支度を階下でしながら 2階の部屋が気になる
用事があるような振りをして 隣の私達の部屋に行く
もちろん 階段はいつもより音を立てて上がる
う〜ん 音楽が聞こえるけど 話し声は聞こえない
まさか 初めての家で あんなことやこんなことはしていないだろうけど
5時を過ぎると 外は真っ暗
息子を溺愛するじじばばは 気が気でない様子
女の子なんだから 早く帰せ だとか 夕飯はどうする だとか
今日は まだ夕飯出さなくていいでしょ?
そのうち 彼女様が作るようになる??
姉は 見たい気もするが遠慮して少し帰る時間を遅くしたのに
玄関でばったり遭遇
な〜んか お互い ドギマギしていて可愛い
夫は メールで何度も様子を聞く いつもより早い帰るコール 間に合わなかったけど・・・
彼女様を送って帰ってきた息子は 自慢げ
「ママのコト 若くて綺麗って言っていたよ」
「〇〇ちゃん(姉)のことは 可愛い人って言ってたよ」
ただひとり会えなかった夫は
「あ〜あ 彼女も気をつかちゃって」とひとり不機嫌
「そんなに綺麗な彼女だと 〇〇(息子)も心配だし 苦労するかもな」
「そうね パパ 苦労しちゃってるわね」
「いや 全然」
彼女様が来ただけで これだけ盛り上がれる我が家は平和だ
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