 |
 |
■■■
■■
■ 親殺し
あれはどれくらい前の事件でしたっけ。 大学生の男が女子高生と一緒に暮らすために 家族が邪魔だから包丁で切りつけて、 母親が死んだって言うあれです。 多分まだ取調べ中なのだと思うけれど。
TVでは毎日「理解不能」や 「ネット依存による妄想」、 「現実とバーチャルな世界の 区別が付いていない一人歩きな妄想の果て」 というような憶測が流れていました。 なんだかんだと言って最後には 「とても私達には理解できませんね」 と言う言葉で話が終わることがほとんどだったと思います。
当人じゃないから 僕もよく分からないけれど、 そんなに「全く理解できない」と言うほど 不可解な事件だろうかと言う気もします。
多分に「妄想」があるのは間違いなろうだけど。 アナウンサーやコメンテーターが口をそろえて 言っていたのは 「どうして一緒に暮らすのに家族が邪魔になるのか」 「そして邪魔だからって、どうして殺さなきゃいけないのか」
思うに彼らにとって 「家族」、特に「両親」と言うのは単なる象徴に過ぎない。 彼らを縛るもの、拘束するもの、しがらみと言うものの象徴。 「世間」「社会」「他人」と言ったものの代表。 そう言う意味で、家族を殺せば自分たちは「自由」なれる と言う妄想があったのじゃないかと思う。 だから別に「家族が憎かったわけじゃない」と言う供述が 出てくるのではないかと思う。
自分が死んだら両親はとても悲しむだろう。 だから死ぬ前に両親を殺してしまいます。 と言う倒錯した一見、馬鹿らしい考えも実際に 人間は持つことがあるということを、理解するのは 簡単ではないけれど、そんなに難しくもないと思う。
2003年11月17日(月)
|
|
 |