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■ 気弱
気の弱さ。
自分はダメなのか。 自分は醜いのか。 自分は嫌な人間なのか。
そんな気持ちに、とらわれている人達。 僕だけじゃない、きっと結構・・・ いや、たくさんいると思う。
すぐに克服なんか出来ない。 十年経っても、どうだろう・・・。 二十年後も同じかもしれない。 何年経っても 変わらないような気もする。
気弱。卑屈。
そんな自分の嫌なところ。損な所を 最大限意識して、 そして考えをちょっとひねってみて、 なんとなく落ち着いた。 苦しく生きること。 辛い生き方を選んでやると言うクソ意地。 ヤケクソとはちょっと違う。 正しいこと。義しいこと。 自分らしさ。
「私たちは、自信を持つことが出来ません。 どうしたのでしょう。私たちは、 決して怠けてなどおりません。 無頼の生活もしておりません。 ひそかに読書もしている筈です。 けれども、努力とともに、 いよいよ自信がなくなります。 私たちは、その原因をあれこれと指摘し、 罪を社会に転嫁するようなことも致しません。 私たちは、この世紀の姿を、 この世紀のままで肯定したいのであります。 みんな卑屈であります。 みんな日和見主義であります。 みんな「臆病な苦労」をしています。 けれども、私たちは、 それを決定的な汚点だとは、 ちっとも思いません。 いまは、大過渡期だと思います。 私たちは、当分、自信の無さから、 逃れることは出来ません。 誰の顔を見ても、みんな卑屈です。 私たちは、この「自信の無さ」を 大事にしたいと思います。 卑屈の克服からでは無しに、 卑屈の素直な肯定から、 前例の無い見事な花の咲くことを、 私は祈念しております。」
太宰治『自信の無さ』
僕は弱さに相応のいやらしさもあって、 社会に罪を転嫁することを時々します。 そして太宰もこの言葉どおり、 社会のせいにすることが無かったかと言えば、 そんなことは無いと思います。 彼だって時々、社会のせいにしてしまうことが あったようです。 でもこの言葉を、僕は 信じたくなります。信じたいです。
後輩に「先輩の短所は優柔不断なところ」と 言われて、優柔不断の「優」と「柔」が 気にかかって、 辞書を引いてみました。 一人、フフッと笑ってしまいました。
【優柔】 (1)決断力に乏しいこと。ぐずぐずしてはっきりとしないこと。また、そのさま。
(2)やさしく、ものやわらかである・こと(さま)。
【不断】 (1)絶えないこと。いつまでも続くこと。また、そのさま。
(2)いつもその状態であること。
(2)+(2)=
「優しい」という言葉は、古語では 「身もやせるような思いでつらい。他人や世間に対してひけ目を感ずる。 恥ずかしい。」 と言う意味があったらしいです。
2003年05月19日(月)
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