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■ 方向
どうせ、僕らを夢中にさせるような、 僕らを満足させるような、そんなものは 世の中に無いんだ。と言わんばかりの閉塞感。 僕だけじゃなくて、僕の回りの友人全員が 感じているかのように、言い、行動しています。
僕らが弱いのだろうか? 僕らの意志の力が弱いのだろうか? それとも贅沢を言いすぎなのだろうか?
挫折するもの。放棄するもの。 けっこう、いや、かなりいる。
迷っているんだ。 これから、何のために 生きていけば良いのか、わからないんだ。
どれが良いのかもわからずに、 人生の重大なものの決断を迫られて、 みんな苦しいんだ。辛いんだ。
トコロテン方式で、社会に押し出されていくことが、 未来を選択しなければならないことが、不安で、怖いんだ。
「【本当の】愛、【本当の】自覚、とは、どんなものか、はっきり手にとるようには書かれていない。この人たちには、わかっているのかも知れない。それならば、もっと具体的に、ただ一言、右へ行け、左へ行け、と、ただ一言、権威をもって指で示してくれたほうが、どんなに有難いかわからない。私たち、愛の表現の方針を見失っているのだから、あれもいけない、これもいけない、と言わずに、こうしろ、ああしろ、と強い力で言いつけてくれたら、私たち、みんな、そのとおりにする。誰も自信が無いのかしら。ここに意見を発表している人たちも、いつでも、どんな場合にでも、こんな意見を持っている、というわけでは無いのかもしれない。正しい希望、正しい野心を持っていない、と叱って居られるけれども、そんなら私たち、正しい理想を追って行動した場合、この人たちはどこまでも私たちを見守り、導いていってくれるだろうか。」
太宰治『女生徒』
2003年04月05日(土)
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