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■ 病気
僕はもともと医学部志望だったのです。
10〜15歳までイジメのお陰で、 僕は当時、 図書館の番人のような生活をしていました。 僕の興味のある本は文学・歴史(日本史)・医学の 三つだけでした。
その内、医学は 単なる興味というべきものではありませんでした。 当時、僕が死ぬのがとても怖かったのです。 それは異常でした。「心気症」というものに 近かったのだと思います。 自分の体の些細な変調に、 全く馬鹿らしいほどの死の不安を抱くのでした。
ホクロを見つけては皮膚ガン。 頭痛がすれば脳腫瘍。 なんでも無いところで転べば筋ジストロフィー。 目が充血すればエボラ出血熱なんてのもありました。
冗談ではなく本気で心配で心配でならず、 親に頼んで病院に連れて行ってもらって、 「何でもないですよ」と言われて帰ってきたことが 何度もありました。 いや、もともと僕は一年に一回、風邪もひくかどうか と言う健康児でしたから、 病院に行くとしたら、ほとんどその不安が 襲ってきたときだけでした。
ゆえに僕は中学校の時はいつも図書館で 医学百科事典を読んでいました。
だから今でも人並み以上に医学の知識は あると思いますし、診療情報管理士の資格を 得ようとしている友人に時々質問されて 教えているくらいですから、実際、あるのだと思います。
「死ぬ気で頑張れば」と言う言葉もあながちバカに出来ません。
臨床検査技師になろうと、大学受験直前まで 思っていて、他に進路は考えていなかったのですが、 高校の頃、自分は「頭がおかしい」と言う 感覚を急に感じ始め心理学に転向したわけです。
精神病について特に勉強するようになったのは 大学に入ってからでした。 それまでは鬱病もどんな病気かよく分かりませんでした。 精神病は「命に関わる」と言う感覚が あんまりしないものなので、中学生の頃の僕の 興味には入らなかったのです。
僕の大学は臨床心理学の勉強は ほとんど出来ないことが分かり、 (来年度から新しい先生が来て、出来ます) 統計心理学はあんまりやりたくないので、 専攻に選ばず、またもや、図書館で独学と言うことになりました。
しかし、数ある精神病の中でも 統合失調症は「実存的現象学」と言う 哲学の分野と非常に関わりが深く、 自分の専攻がその分野を含んでいるので、 特に、統合失調症についての知識は多く身につけました。 最低でも10冊は本を読んだと思います。 「目を通した」と言うくらいも含めれば 20冊は行くと思います。
僕の彼女の症状は 素人目から見ても統合失調症の可能性が高いです。 統合失調症ではない可能性もあるでしょうが、 客観的に、先入観抜きで考えてみても その可能性は低いと思います。
接していて、話していて、 妄想以外に、特に目に付くことはありませんが・・・。 「知識だけあっても・・・。」と言う気持ちに かられることがあります。
彼女が妄想について話し始めたときに どう接してたら良いのか、 受け答えはどうしたらいいのか、 賛同すればいいのか、否定すればいいのか、 それとも受け流していればいいのか・・・。
知識なんて・・・と いきなり彼女の恋愛妄想に直面して、感じます。
また、どこまでが病気で、どこまでが彼女なのか・・・ 時々、彼女の病気の事を忘れてしまう(考えないでいる) 事もあるし、彼女の病気のことばかり意識してしまっている 時があります。
2003年03月04日(火)
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