一度だけの人生に
ひろ



 願い


「なにがしあわせかわからないです。ほんとうにどんなつらいことでもそれがただしいみちを進む中でのできごとなら峠の上りも下りもみんなほんとうの幸福に近づく一あしずつですから。」

宮沢賢治『銀河鉄道の夜』より


「君が死ねば、君の空席が、いつまでも私の傍に在るだろう。君が生前、腰かけたままにやわらかく窪みを持ったクッションが、いつまでも、私の傍に残るだろう。この人影のない冷い椅子は、永遠に、君の椅子として、空席のままに存続する。神も、また、この空席をふさいで呉れることができないのである。」

太宰治『もの思う葦』より

本当に、あなた以外の誰も、
この空席を埋めることは出来ないんです。

2003年02月10日(月)
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