一度だけの人生に
ひろ



 出遅れ

大学で、一度くらい・・・
「良し」と思い立って、威勢良く立ち上がったのは
良いけれど、さて、何も思い浮かばない。
立ち上がって、しりもちついた。
ちっとも、笑えない。

自分には、ギリギリまで行動しないという
意志の弱い、優柔不断な所が少なからずある。
これまでは、それでも運だけで何とかやって
これたのだけれど、ここ最近は・・・。

重い腰を挙げて、
スタートラインにたった時には
すでにレースは終わっていたと言うような、
間抜けを通り越した、愚かと言っても生易しいような
有様である。

そうして、今、どうしているかと言えば、
またアパートのベッドの上にどっかりと腰を
下ろして、何か爽快なことはないかしら、なんて言うことを
考えている。学習しない男である。

馬鹿は死ななければ治らないというけど、
この男は死ぬことも出来ないので、なおさら救い難い。
相変わらず腕に、猫に引っ掻かれた程度の傷を付けて、
何か、大事を成し遂げた男のように、満足している。
低能。愚劣。


こんな日記も、また、
人に言われる前に自分で言ってしまえ
と言うような、卑怯な心の現れである。

ちっとも、おかしくない。

2002年12月13日(金)
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