Sports Enthusiast_1

2006年12月20日(水) 超凡戦

亀田vsランダエタは亀田の判定勝ち。TV観戦を含めて、あまりにもつまらない試合にブーイングを浴びせたに違いない。とうが立ったやる気の見えない挑戦者と技術の低いチャンピオンが、12回(36分間)、ボクシングのようなじゃれあいをしていたっけ。身銭を切ってこの試合を観戦した人には気の毒だ。

亀田の「アウトボクシング」が技術の向上だといえるのかどうかは、専門家の冷静な評価を聞きたい。素人目には、ファイトしない挑戦者に救われただけと見えたのだが。

ボクシングの世界戦としては、最もレベルの低い試合の1つ。ベルトを奪おうとしない挑戦者、話題づくりだけで技術もパワーもないチャンピオン――こんなマッチメークはこれで最後にしてもらいたい。テレビ局の企画で膨らんだ「亀田ファン」は、この試合をもって、確実に去っていく。亀田騒ぎもこれで終わる。その意味で、かような凡戦は区切りをつける意味で幸いだった。

最後に、亀田の試合中のリング上のパフォーマンスは、見苦しいをとおり越して醜悪であった。なんとかならないものか。


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