私は当コラム2004年03月28日(日)、“ プロ野球順位予想〜「オレ流」が優勝だ”で中日の優勝を予想したのだが、なななんと、その通りになったではないか。もちろん、あてずっぽうのまぐれ当たりだけれど、うれしい。 落合監督及び選手の方々、おめでとうございます。そしてなによりも、落合氏を監督に起用した、中日球団トップの眼力に敬意を表します。 私は当初、落合氏は監督に不向きと書いてすぐ訂正した。訂正してよかったよかった、落合氏のチームコンセプトは理に適ったものだった。結果論というなかれ、守備重視のプランが、たとえば、読売の金満ホームラン至上主義を寄せ付けなかった。 中日の選手は一見地味だが、スポーツ選手として資質の高い人材が多い。足が速い、肩が強い、ミートがうまい…そして、何よりもガッツがある。プロ野球12球団中、最もベースボールに適った人材を集めているように見える。それだけではない。かつてキューバの至宝といわれた老兵・リナレス、読売をリストラされたバンド職人・川相、そして、私の記憶違いかもしれないが、契約予定選手のわがままで、その代替として日本にやてきたアレックス、肩の手術で奇跡のカムバックをはたした速球派投手平井と、曲者が活躍した。彼らは元エリートのリナレス以外、みな、リストラ経験者と言える。リナレスだって、定年後の活躍のような趣だ。 彼らの年俸はおそらく、読売の清原、江藤、桑田、工藤、ローズ、ペタジーニといった「四番打者」「エース」より格段に低いに違いない。けれど、優勝したのは中日であって、読売ではない。そこが痛快ではないか。野球に限らず、勝負はやってみなければわからない。実績のある選手ばかりをかき集めても、野球は勝てないということだ。
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