職業婦人通信
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2007年07月11日(水) 猛スピードで母は 前編

妊娠5ヶ月に入った。

つわりも終わって気分晴れ晴れ、毎日食欲モリモリである。

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実家の母は
怖ろしいほどの心配性。

彼女の心配性を示すエピソードとして代表的なのは

【小学校/遠足】
遠足で遊覧船に乗る、と知った母は
小学校2年生の娘に前夜
「船には浮き輪が備え付けてあるはずだ、浮き輪のそばを離れるな」と厳命。

その4年後、修学旅行の前夜にも母は
「宿泊旅館の避難経路を確認してから寝ろ」としつこく厳命していた。

【中学校/弁当】
塾の夏期講習に、母手作りの弁当持参で通っていた私。
昼前、塾講師に「お母さんから電話だよ、なんか緊急の用らしい」と呼び出され
家族にもしや異変が・・・?と駆けつけると
「お弁当に入れたコロッケがもしかすると傷んでいるかもしれないから食うな」とのこと。
不安になって電話したらしい。

【高校/春スキー】
高校主催のスキー教室に参加表明したところ
「春は雪崩が発生しやすいからやめろ」と強硬に反対される。
これを振り切って出発しようとする娘に母は
「もし雪崩が来たら、雪崩と一緒に滑っていけば助かる」と、百回くらい指南。
ちなみに、娘はその日が初スキー。「雪崩と一緒に滑っていく」技術力などないことは
火を見るより明らかであった。

・・・という具合に、ちょっと思い出しただけでも羅列に暇がないが
その過剰な心配性&過保護ぶりに、子供の頃から私は辟易していた。

社会人になってからも、母の過保護と過干渉は続いたが、
家を出て外で暮らし始めたことで少しトーンダウンし、
結婚したところでやっと落ち着いたかに見えたのであった。

が、まだまだ彼女のパワーは衰えたわけではなかった。

私が妊娠した、と知るや

_饉劼麓めれ(理由:通勤や労働で流産するかもしれないから)
雨の日は外に出るな(理由:滑って転んだら大変だから)

といった、
到底実行不可能な「妊婦のリスク回避策」シリーズを提案してきた。

さらに
3蠅蟷澆瓩里弔い新い鰺け
こ段は危ないからエレベーターを使え
などの「それは妊婦へのアドバイスではなく老婆に対するアドバイスでは」シリーズ、

ゼ鬚楼魔の飲み物
Ε魁璽蕕皸魔の飲み物
Д侫 璽好肇奸璽匹倭瓦動魔の食べ物
╂犬發里録うな
牛乳飲むな(アレルギーになる、とテレビかなんかで見たらしい)
卵食うな(理由は同上)
カレー食うな(香辛料がよろしくないのと、赤子が黄色くなる・・・から?らしい)
コーヒー・紅茶・茶厳禁(カフェイン含有飲料だから)
中国からの輸入品食うな(最近何かと心配だから、とのこと。論拠は不明)

などの「食うな飲むな」シリーズなど、
様々に形を変えて、母からのダメだしは続いている。

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当然、煙草も酒もやめているし、
それだけで本人的には結構しんどいのであるが

母の言うとおりにしていると
何も食べられず、何も飲めず、外出できず・・・と、
はっきり言って何もできないので

コーヒーや卵は量をセーブする、とか
激しい運動は避ける、とか
ある程度気を使いつつも、全面的に母の言うとおりには
していない私であった。

とはいえ、たまに実家に帰ると
家族は全員コーヒーを飲んでいるのに私だけ麦茶(←カフェインなし)、
食事は私だけ別メニュー(母が認可した食材のみを使用)
など、全面的に母の支配下に置かれ

しまいには「胎教に悪い」という理由で
「ガキの使い」を見せてもらえずモーツァルトのCDを聴かされる始末。

正直、母の干渉に疲れを隠せない私は
ひたすら実家を回避する作戦に出ていたのであった・・・


千代子 |MAIL
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