職業婦人通信
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2004年01月08日(木) 湯けむりバースデー

3日〜4日の一泊二日で、またも温泉に行ってきた。

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サイパンに行ったばかりであんまりお金もないし、私は日帰りでもよかったのだが、
相方は「せっかくだから泊まりで」と大ハリキリ。
それならそれでいいんだけど、私たちは2人とも優柔不断なので
なかなか行き先が決まらないのだ。

急な話だから予約もなかなか取れなさそうなのに、
やたらとなんでもこだわる相方が
温泉選びに出してきた条件は以下のとおりであった。

----今年オレが行きたい温泉の条件----
・湯は掛け流し(絶対条件)
・白濁湯であればなお良し
・ホテル厳禁
・風情のある旅館が望ましい
・一軒宿であればなお良し
・クルマで3時間ぐらいかかるところが良い
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あーーーもうっ。うっさいわーーー。

私は温泉は「湯の効用」よりも、景色がそこそこ良くて清潔な風呂
さえあれば、それほど色々こだわりはないのであるが
相方はごちゃごちゃうるさいばっかりなのだ。

『日経おとなのOFF』の温泉特集なんかを見ながら
「ああ、ここもここも捨てがたいなぁ・・・風情があって・・・」
などとブツクサ言っている相方であるが
そんな雑誌に載ってる「風情のある温泉宿」なんていうのは
どこも一泊5万とか10万とかしちゃうのである。
貧乏人の我々にそんなトコ行けるわけがないのにさー。

で、私が他のガイドブックやインターネットを見ながら
「ああ、ここどう?まだ予約取れそうだし、掛け流しって書いてあるけど」
なんて言うと、
「ダメダメ、そこは近すぎる、旅情的にはもうちょっと遠いところがいいんだよな」とか
「こんなコギレイなホテルなんて風情がイマイチ」
などと好き放題言うのである。もう勝手にさらせ!

こうして、相方に選定をブン投げて予約もおまかせしていたのであるが
日にちは迫っており、相方の希望するような温泉(だいたい規模の小さい秘湯が多い)の
予約はなかなか取れない模様であった。

しかし、ついに出発予定日を2日後に控えたある朝、
「ついに取れました、予約」
と、短いメールが届いた。

今回の行き先は、渋温泉。聞いたこともないんですが・・・

「で、どんな温泉なの?」
「うん、まぁ一軒宿でも白濁湯でもないんだけど、湯質は相当いいらしい」
「湯質・・・そんなの私、よくわかんないんだけど・・・」
「まぁ期待してもらっていいと思うよ」
「期待・・・何に?」
「だから、湯質」
「料理とかは?」
「知らネ」
「・・・・・・・・そっか・・・、予約とってくれて・・・ありがとうね・・・」

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と、いうわけで
自信たっぷりの相方と、いくぶん不安な私はこうして1月3日、
渋温泉に向けて出発したのであった・・・。


千代子 |MAIL
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