妄言読書日記
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2009年06月26日(金) 『出星前夜』(小)

【飯嶋和一 小学館】

全然、内容を知らずに読んでたら、あれ、これ島原の乱の話しか、と大分経過してから気づきました。
私が学校で習ったことをすっかり忘れ去ったせいかもしれないのだけれど、島原の乱と言えば、弾圧されたキリスト教信者たちによる大規模な反乱、というくらいのものだったのですが、読むとそれだけではない根深い事情があるんだということがわかってくる。
史実がどうかは知らないが、とにかく飯島和一は島原の乱を圧政、そしてそれを生んだ幕藩体制にまで原因があると読み解く。
そういう風に言われると、急に島原の乱に対して興味が湧いてくる。

また、どうして途中まで島原の乱だと気づかなかったかと言えば、舞台が島原ではなく、有家村サイドであり、四郎もほとんど出てこないから。

面白かったのだけれど、中盤やや説明が多くなってくるところでだれる。
恵舟先生が好きだったので、意外に登場しなくてそこんところもやや引きがない。

伊藤悠が漫画化したら良さそう、とぼんやり思いました。



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