妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
目次|前のページ|次のページ
| 2009年04月22日(水) |
『夜は短し歩けよ乙女』(小) |
【森見登美彦 角川文庫】
モリミー的片思い小説。 『太陽の塔』の時よりも、大分ファンタジー色が強いです。別にそんなにファンタジー入れなくてもいいんではないかなぁと思いつつ、妄想なんだかファンタジーなんだかよくわからない可愛らしさはモリミーの持ち味の一つなのでまあいいか、と。 珍しく、片思いする側の“先輩”視点だけではなく、思われる“黒髪の乙女”の視点との交互で、二人のすれ違い行き違いが楽しい。 なんだかメリーゴーラウンドのような小説。 「恥を知れ!しかるのち死ね!」などの森見的名言に、やたら共感しちゃって困った。 片思いの甘酸っぱさというより、片思いの暴走。でもやることは、偶然を装って遭遇するだけ。かわいい。
解説の羽海野先生のイラストが可愛くて、イメージ通りで、漫画化は羽海野先生にしてもらいたかったなーとしみじみ。 羽海野先生は先輩のイメージは森見登美彦本人だったと書いていたけれど、私は終始、乙女のイメージが本上まなみでした。
|