妄言読書日記
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2008年12月04日(木) 『天地人 下』『真皓き残響 琵琶島姫 炎の蜃気楼邂逅編』(小)

【火坂雅志 NHK出版】

兼続がすげぇってことはよくよくわかったから・・・と途中で何度も思った。
なんだかスーパーマンすぎるというか、出来すぎててかえって不審。
それにもう少し、兼続以外の人間も書いてくれればよかったのに。
せめて、景勝との主従部分も・・・私の趣味だからということを抜きにしても。
他にも、幸村とか、三成とか、慶次郎とか面白い人物が回りにいるんだから、キャラ立てをしてくれてもいいのにな〜と思った。
お涼とか、初音はいらんから。

それにつけても、戦闘シーンがなさすぎて。
戦国時代ど真ん中の話しではないけれど、それなりに戦はあったんだから、史料の引用で済ませないで血沸き肉躍る感じが欲しかったなぁ。

兼続の「愛」って愛染明王の方だと思ってた。
あとがきで、そっちの説の方が一般的って書いていたけど、どっちということはなく両方だったのかもしれないですね。
いずれにせよ、愛って凄いよ兼続、とは思いますが。

なんでこれが、大河の原作なのか。
あ、NHK出版だからですか。そうですか。

++++++++++
【桑原水菜 集英社コバルト文庫】

『天地人』でフラストレーションが溜まった勢いで、寝かせておいたミラージュ邂逅編に着手。
なんかもう、内容がどうのこうのとかそういうのはもうどうでもよくて、ただひたすら変な声出る。
あーとかうーとかおーとか、そういう感じで。
最終巻を読んだのが2004年か。
もうそんなに経つんだなぁ・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
あ、過去に持ってかれてました。失礼失礼。

いつものことですが、ミラージュの感想は頭おかしいのでつっこまないでやってください。見逃してください。

直江とか景虎って名前が並んでるだけで頭が沸騰しそうになるので、邂逅編の世界に入っていくのに苦労しました。
幸か不幸か、今回の話は終盤まで二人が合流しないので安心と言えば安心。
なにぶん、邂逅編なのでまだ双方ともに、自分の中に芽生えつつある感情には蓋をして気のせい気のせいと言い聞かせているあたりが泣けます。
というか、桑原先生の無意識のツッコミが泣かせます。
直江さんに対していつも厳しいよね・・・先生。厳しいというか、いっつもオチ扱いだよね・・・。わかるけど。
私は愛しすぎて、直江さんにつっこめないんですが。全肯定です。
でも、10代の頃にはわからなかったけど、というか直視をさけていたというか、適切な言葉がわからなかったんだけれど、直江さんって改めてど変態だよね。
義明さんと同年代になった今、そう言える。
今回も終盤、愛欲云々かんぬんって言ってるのを見て、あぁ、この人ってまさに愛欲の権化だよなと納得。
400年経っても枯れない愛憎って、と思う反面、400年ごときでは人は仙人にはなれないのかもなぁと思う。
400年追求し続けられる感情って羨ましいなぁと私は思ってしまう。
普通の人間がこんなこと追求してたら、頭おかしくなるだろうけど。というか、直江さんもある種頭おかしい、に分類できなくもない・・・と今なら思う。
もちろん、直江さんだけが凄いのではなく、受け手となる景虎様も凄いのですが。

というようなことをつらつらと、内容を無視して考えてしまう。

直江さんは兼続のことよく思ってないんだな〜というのが垣間見えて興味深かった。
まあ、よく思ってなくて当然と言えば当然なんだけど。
今後の、兼続の活躍をどういう気持ちで見ることになるのか気になるな〜。

戦国のIKKOみたいな河鹿(オネエではない)が登場。
どうやら今後も出てくる様子。
邂逅編ってどこまで続くんだろうか。

長秀だけ、女装の景虎様を見てなくて残念。
一番、しつこくネタにしそうなのになぁ。
直江さんが見たって、もう女装するとかしないとか、男とか女とかそういう価値観を超越してる人だから今更・・・ねぇ?
まあ、邂逅編ではまだその境地には至ってないんだけれども。

なんかもう色々と目頭が熱いですわ。



蒼子 |MAILHomePage

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