妄言読書日記
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2008年09月16日(火) 『旧怪談 耳袋より』(小)

【京極夏彦 メディアファクトリー】

怪談とは銘打ってあるけれど、ぞっとするような怖い話しはあまりなく、むしろうっかり笑うようなオチがついている話しが多かった印象。
京極夏彦が追加したセリフとか、タイトルのつけ方のせいもあるんだと思う。
あんまり怖がらせる気なかっただろう、夏彦。
「もう臭わない」「なぜに虻」「やや薄い」あたりはタイトルだけでもちょっと笑ってしまう。
で、内容読むとやっぱり笑ってしまう。

帯に「侍のUさんがお化けを見た!」とあるように、そんなノリで書かれている。
江戸時代の用語はそのまま使いつつも、「ミーティングの後に〜」とか普通にカタカナ用語も登場する。
それがなんとも不思議なマッチをしていてやっぱり可笑しい。

「座頭でないなら」とか「可愛がるから」がおもしろかったです。
あと「プライド」も幽霊話じゃないけど、怖いというか、なんというか。



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