妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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| 2008年07月31日(木) |
『Φは壊れたね』(小)『文学賞メッタ斬り!リターンズ』(他) |
【森博嗣 講談社文庫】
新シリーズとなる、Gシリーズ一作目です。なんでG? おいおいわかるかもしれません。
久しぶりに萌絵ちゃんサイドの話しになりましたが、視点は萌絵ちゃんが指導に行っているC大の大学院生が主なので、読んだ印象はVシリーズっぽい。
密室って状況が無理であればあるほど解答を導きやすいよね・・・という典型例。 森ミステリの密室としては、単純すぎたんではないかと。 動機がいまいち理解不能なのはいつものこととは言え、そこんとこ気になる人は不満の残る話しだと思います。 新シリーズの一作目としては、やや不安のあるスタート。 というかこのシリーズ、タイトルがいよいよ恥ずかしいな。
萌絵ちゃんが大人になっちゃったなぁという感慨と、ちょろちょろしてる犀川先生が相変わらずかわいい。
++++++++ 【大森望・豊崎由美 PARCO出版】
2004年から2006年までの、芥川・直木賞を中心にして、文学賞を受賞作を語ってます。 冒頭は島田雅彦とのトークもあり、あるんだけど島田雅彦はまだ未読なのでなんとも言えないなー。
選考委員を斬るコーナーでは、阿刀田高先生が槍玉にあがってましたけど、私もいささかボケを心配してしまいました・・・どしたの、阿刀田先生。
しかし三年分を一気に斬ってるので、全体的に大味なのが残念。 芥川・直木賞のページは、ページ構成が逆じゃないかと。 候補作、候補作へのコメント、受賞発表後の感想、の順で並べて欲しいなぁ。 で、できればその後に選評を斬って欲しい。
しかししみじみと、どんだけ落ちてるんだ伊坂幸太郎。 そりゃあ今回辞退したくもなっちゃうよねぇと思いました。
それにしてもまほろ駅前〜で、チワワに着眼するあたりがさすがトヨザキ社長です。 豊崎由美にはケモノバカ代表として、傑作ケモノ小説書評集でも出して欲しい。すごい参考にしたい。 でも三浦しをんもBLが書きたかったわけではなく、むしろそうしたくはなかったんではないかなぁと思います。BL好きの業、のようなもので、男を二人出すとそのようにならざるを得ないんではないか、と勝手にフォロー。 フォローにはなってないかもしれない。
メッタ斬り!大賞はもはや飲み屋談義。読んでて楽しいけど毎年やらなくてもいいよ・・・少なくともこの方式では、と思います。
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