妄言読書日記
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2006年10月05日(木) 『太陽』(映)

【監督:アレクサンドル・ソクーロフ ロシア・イタリア・フランス・スイス合作】

ロシア人監督による、人間・昭和天皇を題材にした映画でございます。
日本では公開不可能と言われていた・・・の?
わからなくもないけれど、題材としての人間である昭和天皇であって、問題提起映画ではないので、これが上映できないなんてことになったら、それこそ問題、だと思うのですが。
まあ、こうして実際に上映しているのでこの国の良心もまだ捨てたもんでもないな、ということでしょうか。

この映画は極めて退屈だと思うので、観る場合はよくよく睡眠はとってから観たらよいかと思います。
実に単調。
セリフもほとんどありません。パンフレットに全シナリオが採録されてるくらいですから。
(こんなパンフ初めてだよ)

けれども非常に意味のある映画なのは確かです。
イッセー尾形を久しぶりに観たけれど、驚くべき俳優です。
どうしてイッセー尾形になったのかわかりませんが、この人以外にやれた人はいないんじゃないかと思うくらいです。

外国人監督だからできた映画なのだけれども、これを日本人がやれないことを歯がゆく思います。

色彩はほとんどないのですが、それがかえって美しく、人間でありながら人間ではない存在を、滑稽で哀しく表現していました。
パンフにちらりと触れらてたけれど、マッカーサーがやっぱ、マッカーサーに観えなかったな。
でも二回の会見のシーンは印象的です。

『エルミタージュ幻想』の監督なんですよね。
どうしてそう思ったのか忘れましたが、観たいなぁと思っていた映画だったので、こちらも機会があったら観てみようか。



蒼子 |MAILHomePage

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