妄言読書日記
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※ネタバレしています
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| 2006年05月05日(金) |
『吸血鬼ドラキュラ』『都会のトム&ソーヤ4 四重奏』(小) |
【菊地秀行 原作:B・ストーカー 講談社文庫】
吸血鬼信者、菊地秀行による、ドラキュラ翻案。 最初に言っておくと、私はB・ストーカーのドラキュラは読んだことがありません。 だから、本作がどれだけ忠実で、どれだけ創作なのかはわからない。 でも、後半、そして終盤になるにつれ、菊地節が全開になっていくさまはよくわかった。 なんだか全体的に窮屈そうな印象で、自分のフィールドでこそ力を発揮するタイプのようです。
お話し自体は何しろ、元祖なのでじみーな感じで、まあドラキュラってそんなだよなぁ、といった感想です。 基本を押さえておくと言うのも大事ですが。 それにしてもけっこう大雑把な話で、驚きました。輸血とかオランダ→ロンドン間が一日とか。
『吸血鬼ドラキュラ』としては面白くなってるけど、菊地秀行の持ち味はあまり生きていない、そんな感じのする一冊でした。
+++++++ 【はやみねかおる 講談社Ya!ENTERTANMENT】
内人がどうして“トム”になるかがわかる巻。 というのは冗談ですが(いやわかるにはわかるが、激しくこじつけくさい。作者が考えたことじゃないからいいけど)、まとまりの薄い巻という気もする。
「この物語をマラソン大会に苦しんでいるすべての学生諸君に捧げる」 という一文に、別に嫌いじゃなかったけどね、と思ったり。 その前に学生じゃないだろ、という話しは置いておいて、マラソンは一位を取ろうと思ってなければ走るだけで終わって楽なもんだと思うんですが。 勉強嫌いでしたから。
それにしても、内人くんは本当に頼りになる。 『一緒に遭難したい人』という漫画があったけど、私は内人くんでお願いしたい。 創也には譲らないよ! 内人くんは、将来有望だけど、大人になって生きる能力ではないよな。 あぁ、大人ってツマラナイ・・・。
にし先生の描き下ろしが次もあると嬉しいな。
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