妄言読書日記
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※ネタバレしています
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| 2006年04月03日(月) |
『銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光上下』(小) |
【田中芳樹 徳間デュアル文庫】
絶対に読んだことがないはずなのになぜか、読んでいる間ずっと猛烈に読んだことがあるような気がして悶々としてしまいました。 いや、でもやっぱり読んだことがあるような気がするんだよなぁ。 文庫以外のものに収録されたことありましたっけ、この話し。
シェーンコップがクローズアップされている外伝でございます。 でも主役といえるほどではないあたりが、シェーンコップ、日陰の男と言う感じであります。 十分に華のある人であるはずなのに、このポジションにいるシェーンコップ氏はなかなか興味尽きぬ人です。 だけど、10年経った今だから言える、“薔薇の騎士”って凄い名前だよね! 帝国センスをばりばりに感じるもの。 シェーンコップがつけた名前じゃないけれど、それにしても薔薇の騎士って! ヤンあたりはその名前の恥ずかしさだけで入団を拒否しそうだよ(そもそも入団できませんけど)
この話しの主役は、グリンメルスハウゼン・・・じゃなくって、十代ハルトさまとキルヒアイスなのかなぁと。 この二人が揃っているとなかなか半端じゃない華があって、他がかすむ。
十代ハルトさまが珍しくぼやいていて、可愛かったです。 あぁ、キルヒアイスがいるラインハルトは可愛いのになぁ。
グリンメルスハウゼン(76)にたじたじしてるハルトさまが物珍しく。 おじいちゃんとか、おばあちゃんとかいかにも苦手そうだよな。 キルヒアイスは老若男女分け隔てなく得意そうだけど。 その点、おじいちゃんキラーなヤンはグリンメルスハウゼン(しかし名前長いよ)と気が会いそうな気がいたします。
後半の第六次イゼルローン要塞攻撃の時に、ヤンがちょろっと活躍したりしなかったりな感じで登場していますが、“大佐”って似合わないなぁと改めて思います。 自分にもっと地位と権限があったらよかったのかなぁなんて、ちらっとでも思うヤンが珍しいような気もするし、ひょっとしたら戦場に出るたびにそんな思いに駆られてたのかもしれません。
未読の外伝が残すところひとつになってしまいました。 寂しいなぁ。
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