妄言読書日記
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2005年06月25日(土) 『樹海の歩き方』(他)

【栗原亨 イースト・プレス】

『廃墟の歩き方』で有名(と言えるほど有名かはわからないが)の著者が、樹海に挑戦した本書。
樹海にまつわるいろいろな伝説を検証しつつ、樹海探索している本、なのかな、と思ったのだけど、微妙に違うような空気が読んでいる間も読み終わった後も感じます。
なんでかな、と思い著者のサイト(http://www2.ttcn.ne.jp/~hexplorer/)で樹海のページを見たら、どうやらそもそも、樹海探索よりも、死体探しの方がメインっぽかったよう。

ただ、読み終わって自殺体の話がメインになるのも仕方ないのかなという気もしないこともない。
36日間探索して(ずっと彷徨っていたわけではく、合計での日数)37体の遺体を発見したのだから、本当に自殺の名所なんだなと納得。

本で妙に死体の発見経緯やら、状態やらの説明が長いし詳しいのは、自殺防止に役立とうという意図なのかと思っていたのですが、そもそものメインが死体発見なのだからそれもそのはず。
ただ、一般書店に売られる本が堂々と「死体を捜しに」と銘打っていたらまずいから、樹海探索が目的という建前になっているようです。
まあ、こういうスポットに自殺体がある可能性が高いとか、そういう文があちこちに散見されて変だなとは思ったんだよな。

私も死体を捜しにでは買わなかったよ。
しかも、後ろに袋綴じがあり、樹海で発見された死体の写真が載っています。
買うときに袋綴じに気がついたら買わなかったな・・・。
えーと、感想のために見ようかとも思ったのですが、やめました。描写だけで十分グロッキーになってたので。
ただ、一応覘いてはみましたけれど、かなり露骨な写真なので本書をお買いになる方、見るのは注意書きにあるように覚悟しといた方が良いかと思います。

まあ、とにかく樹海が自殺の名所だと言うことがこれでもかというほどによくわかりました。
そして某巨大掲示板の住人はどこにでもいるということもよくわかりました。
そうそう、樹海でコンパスは狂わないらしいですよ。
伝説の検証がメインだったらもっとよかったのになぁ。本当にこの本。



蒼子 |MAILHomePage

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