妄言読書日記
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※ネタバレしています
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| 2005年03月02日(水) |
『大胯びらき』(小) |
【ジャン・コクトー 訳:澁澤龍彦 河出文庫】
短編集。 コクトーは初めて読みますね。『恐るべき子供たち』の方を読んだほうが良かったのかなと思いつつ。 澁澤の文章を読むのも実は初めてですが、澁澤訳じゃなかったら読みきれなかったかもしれない。 非常に読みやすい訳文でした。さすがという感じ。
「大胯びらき」 なんだか破廉恥な響きの表題ですが、青春小説ですかね。 一昔前(二昔くらいかも)の青年の話で、わかるのですが、いささか古さを感じるのも正直なところ。
「美男薄情」 一話以外は戯曲です。 とくにどういう感想も持ち得ないのですが・・・。 タイトルまんまです。
「哀れな水夫」 この手の話はもう飽き飽きしているうえに、好きじゃないです。
「オイディプース王」 やっぱり特に感想を持ち得ないのですが・・・。
「未亡人学校」 一番おもしろかったかな。 ただ、正しく理解しているとは言い切れないのですが・・・。
全体的に話が単純明快すぎてどう思っていいのかかえってわからなかったです。
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