妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
目次|前のページ|次のページ
| 2005年01月29日(土) |
『オペラ座の怪人』(映) |
【監督:ジョエル・シュマッカー アメリカ】
感想を書こうとして、二度までも落ちた・・・。ファントムの呪いですか!?
初日から張り切って観て参りました。 数年前に四季の舞台を見てから大好きです。 映画に、舞台の迫力は求めていませんが、映画ならではの視覚効果、豪華絢爛の衣装と音楽を楽しみに行ってきました。 さすがの、セット、衣装! 可愛いやら素敵やらです。 シャンデリアはもちろん、オペラ座の舞台のセットも豪華。 眼福です。 映像的には満足であります。
映画としては、良くも悪くも舞台版の影響が諸に反映していて、舞台をそのまま映画に仕立てたような印象。 もう少し、映画ならではなものが欲しいような。 ただ、怪人とマダム・ジリーの出会いのエピソードは、知らなかったので、ようやく納得しました。 ああ、そういう関係だったのか、と。 舞台版では、映画ほどジリーは怪人との関わりを匂わせてませんでしたから、気にはかけていなかったのですが。
さてさて、キャストですが、舞台を見て恋をせんばかりに怪人にときめいた私としては、今回のジェラルド・バトラーの怪人は、声が…歌が・・・・・・という感じでした。 歌わなければ、セクシーだったと思うんですけど。 ミュージカルではなく、普通の映画ならこのキャストでもよいかもしれません。 顔が原田大二郎に見えてしょうがなかったということを除いても、歌に色気が足りなかったです。 怪人は、顔はどうでもいいんです!!だって、顔がよかったら怪人になりませんから!!とにかく、歌!歌!! その声では、クリスティーヌもラウルの元に行くのもしょうがない、という気になります。
怪人の狂気とか悲哀がいまいち感じないのもなんだかなぁです。 屋上のシーンとか、墓地とか、振られて可愛そうな人、くらいになってました。 そうじゃないんだよ・・・。 あそこは、若い恋人たちと、闇の中で生きる怪人との対比が胸に迫るシーンなのに。
クリスティーヌはよかったです。 ラウルは、甘い声で、いかにも甘甘の正義感にあふれた坊ちゃんという感じでよいです。 メグが可愛かった! カルロッタは、もう少し威厳のある感じがよかったなー。
舞台版がまた観たくなりました。
|