妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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| 2005年01月27日(木) |
『ハウルの動く城』(映) |
【監督:宮崎駿 日本】
観ないで終わるかと思っていましたが、観に行って来ました。 周囲で観た人の感想は概ね「宮崎映画としては・・・」という感じだったし、私も観た感想はそう大差はありません。 ただ、映画館で観ていたら隣に座っていた4、5歳くらいの女の子が、いちいちリアクションがかわいくて、まあいい映画だったのかな、と思います。 隣の女の子が楽しそうだったので、巷で言われているような感想は省きます。
わかりにくいと言われていますが、私は原作を読んでいたのでそれほどではありませんでした。 とはいえ、これはもう原作とは別物のストーリーです。 全然別の話。 テーマからして違ってるし。 一番残念だったのは、ソフィーが魔法を使わないことですね。私は、原作のソフィーの変わった魔法(言霊のような)が好きでしたので。
荒地の魔女とソフィーの関係は、映画の方が面白いかもしれません。 あんなにソフィーと仲良くなるとは驚きです。
マルクル(原作ではマイケル)がかわいかったです。 映画で幼くなりましたが、擬似家族を演出する意味では必要だったのかも。
それにしても、全編にわたって濃厚な戦争の雰囲気。 これだけはどうもいただけません。 宮崎駿なら、もう少しうまくやれたんじゃないかと思うのですが。 んー。
ハウルは、普通にかっこよかったです。全然弱虫でもへたれでもないじゃん! キムさんの声はやっぱり、合ってると思いました。 原作読んだ時から、合ってるんじゃないかなと思ってたので。 イメージ的に合ってるんですよ。
カルシファーは青いんだとばかり思っていました。 それとカカシが思いのほか可愛い顔していて意外でした。原作のカカシは不気味な感じでしたから(ソフィーに散々嫌われる)
なんだかもやもやっとする出来栄えでした。なんだろうなぁ。
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