妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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| 2005年01月23日(日) |
『おぞましい二人』(絵)『家族のそれから』『フルーツバスケット16』(漫) |
【エドワード・ゴーリー 訳:柴田元幸 河出書房新社】
久しぶりに、ゴーリー絵本を。 タイトルどおりのおぞましい二人、なのですが、いつものゴーリーと違う雰囲気です。 いや、いつも通りと言えば言えるのですが、残酷ながら乾いたユーモアがあるのが常ですが、これはそれがないように思います。 それは、実際にあった事件だからでしょうか。
ゴーリー絵本の中でもっともおぞましい作品であることは確かだと思います。
+++++++++ 【ひぐちアサ 講談社アフタヌーンコミックス】
デビュー作含む、短編集。 おお振り3巻が、こちらではまだ発売していないんだもの…。
「家族のそれから」 絵が古いー。 少し読み辛いです。 ひぐちさんなら、もう少しつっこんで描けたかもーという気もします。
「ゆくところ」 高校生の同性愛を扱って反響だったらしいですが、ボーイズラブ(の中にはたまに真面目なものもある)を読みなれている私には、わりと読みなれたテーマでした。 「お前の劣等感好きだよ」というのは、『ヤサシイワタシ』を描いたひぐちさんじゃなきゃ、出てこないセリフだよなぁと感心。 デビュー作ならではの、勢いと未熟さが目立つ作品でした。好きですが。
++++++++++++ 【高屋奈月 白泉社花とゆめコミックス】
表紙は魚ちゃんかと思ったら、今日子ママでした。 今日子さんと、透ちゃんのお父さんの話です。 透ちゃんのパパは、実は曲者だったのですね。
ふとグレさんは、最初の頃より老けたような気がするのは気のせいですか。 見た目というか、中身?
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