妄言読書日記
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2004年11月25日(木) 『黄昏に花』(小)

【樹生かなめ 大洋図書SHYノベルス】

またも、ボーイズラブなのです。
今回は、弁護士とか刑事とか、は関係ないです。
この間読んだ、法律事務所に〜と同じ作者です。気に入ったのかと言われると、そうではないのですが。
話作りとか、文章に難がありまくりですから・・・。
まあ、ボーイズラブを読んで文章に感心したためしはないです。

今回の内容は、銀行のエリート社員25歳×左遷され離婚されその上不能な45歳、です。
私としては、受なら不能でも大して支障はないんじゃないか、と思ったりもしますけど。
それに、話の内容としても、あんまりその設定を生かしきれていないような気がいたします。
不能より、ぎっくり腰の方が辛いだろうし・・・。
ラストあたりで、治るのかなと思ったら、治らないし、ぎっくり腰まで背負うし、という枯れっぷりは、黄昏ててよいのではないでしょうか。
しかし、岩井は45歳だけど、30代に見える、スマートなおっさんです。
私としては見た目も中身同様に枯れていて欲しかった。
ワイシャツとかよれてて、女子職員に嫌がられるような、そんなオヤジで、。駄目ですか。
そんな需要がないものを、商業誌に求める私が間違いですか。

それにしても、この二人は結局くっついたんだかくっついてないんだか、これからだろ!というところで終わっています。
小田原くんの介護生活はこれからも続くのでしょうか。
不能が治ってもぎっくり腰ではやることやれないのではないでしょうか。
ところで、小田原君の出番があまりに少ないように感じたのですが。

まあしかし、こんな覇気のないボーイズラブ(ボーイズというのもどうなのかという)は初めてでありました。こんなのもたまにはいいのではないですか。
私は美少年に興味ないんですよ。



蒼子 |MAILHomePage

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