妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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| 2004年05月31日(月) |
『フューチャー・イズ・ワイルド 驚異の進化を遂げた2億年後の生命世界』(他) |
【ドゥーガル・ディクソン ジョン・アダムス 訳:松井孝典 土屋晶子 ダイヤモンド社】
1億年後、2億年後、地球がどう変化して生物が進化するか生物学と進化論にのっとって、専門家たちが予測したもの。 とても面白く読みました。 1億年後、2億年後、生きていられるものならこんな生物を見てみたいものです。
しかし、何百万とか億年とかの単位で物事考えると全てに大らかな考えになりそうで、ちょっと危険。 500万年後には氷河期がきて、人類は滅亡しちゃうんだし・・・とか。 ただ、この本によると次ぎの大量絶滅の原因は人間が作る(現在進行形)そうですが。
さまざまな生物の姿がCGによって描かれ、克明に描写され、まるで1億年後の世界を見てるような気持ちになります。 生命の進化、弱肉強食の世界や、刻々と姿を変える地球は感動的。 インパクトのある一冊でした。
私は、象以上の大きさに進化した1億年後のカメが見てみたい。 2億年後に最高知性を持つのはイカだそうです。にわかには信じられませんが、そんなこともあるんでしょうねぇ。 イカを食べる時は2億年後のことも考えてみようと思います。
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