妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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| 2003年02月16日(日) |
『蒼天航路24〜26』(漫) |
【漫画:王欣太 原案:李學仁 講談社モーニングKC】
常に怒涛の展開でどこから話せばよいものか。 うん。でも、今回はやはり周喩でありましょう。 早いよ・・・。 美しい人だと思います。 容姿じゃないです。 よくある、孔明をライバル視する者としての周喩として描かれていない事がとても嬉しい。
周喩36歳。郭嘉38歳。 あの・・・二つしか違わないとは思えない見た目の違いは、美周郎だからでしょうか。
巻を重ねるということは一人一人と人が減るということなのだと、ひしひし感じてまいりました。 これからはただ面白いと思って読んでいられないのかもしれません。 程イクは爽やかに引退してしまいました。それはそれで良しですけれどね。
で。 孔明はどこの星からやってきたのですか。 赤壁は孔明が風を呼んだことで有名な戦いですが、風どころか天変地異に近い。 それ以上に、殿が孔明に!? びっくりしましたよ。24巻冒頭に。 「穢された」発言に「穢したい」発言です。 それなのに、全然殿の目に入っていない孔明。 突拍子も無い、蒼天孔明ですけれど、実はとても人間臭いんじゃないかという気がしております。 行動は人間的じゃないですけれど。
生還してから閃影にまたがりっぱなしの殿。ちょっと、閃影が羨ましい・・と思ってしまいました。
「死にかけの主君を見てすかさずときめいてしまう軍師」カクがやっぱり好きですね。だって、ときめいちゃうんですよ。死にかけの曹操様を見て。どんな軍師じゃ。 あとは今まで触れなかったのですが(そんな人が大勢いるのですが)、楽進が好きです。あんな無骨を絵に描いたような人見たこと無い。あの無骨さは惇兄をも凌ぎますね。そんな彼の笑顔が可愛いともっぱらの評判(どこで?)
そして、惇兄。 媽――!! 私も、媽と呼びたい!!「おそろしくむさい母親」にあーまーえーーたーいーーっ!! くっ、殿になりたいよ。横に惇兄はべらせたいよ(間違ってます) 「その手の揶揄にはもう慣れたぞ」と言いながら、さっぱり慣れていない惇兄。つーかいっつも言われてるのね。何を言われているのか知りたい所です。 そして、目から血を噴きすぎて貧血にならないか心配にもなります。
呂布の「戦場の美女」、キョチョの「洟垂れ小娘」に続いて、惇兄は母親だものなぁ。 次はどんな言葉が出てくるのか。
関西弁の孫家の娘がここにきて登場。 可愛いですね。今まで出てきた女性陣とは違った魅力。 女性がとかく短命なので、がんばってもらいたいと切に思います。
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