妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
目次|前のページ|次のページ
| 2003年01月18日(土) |
『キノの旅4』『家畜人ヤプー1』(小) |
【時雨沢恵一 電撃文庫】
ほんとに後書き、おっかしーなあ! もし、本屋で四巻のあとがきだけを立ち読みする人がいたらどうするんだろう。 時雨沢さんは、キノシリーズ好き放題ですね。 これからもどうぞ、そのチャレンジャーな姿勢でいて下さい。 今回は、印象に残った話だけということで。
「像のある国」 で、どんな御伽噺なんでしょうか?
「×××××」 わかるようなわからないような・・。
「二人の国」 怖いなあ。 「旅をしてるほうが安全だ」 全くそうですね。
「伝統」 この巻で一番好きですね。 キノもやってあげればいいのに。 「キャラクターの意外性をちょっとでも見せるサービス精神ってものがないね」 エルメスの言う通り。 シズ様はやはり生真面目に頭にリンゴを載せてあげたんでしょうね。 陸のイラストがかわいい〜
「ぶどう」 どうしてこのタイトルなんでしょう。 私はこういう抽象を解釈するのがとても苦手です。
「認めている国」 最後の売ってしまった手袋の話しに、にやりとしますね。
「たかられた話」 陸かわいい!(それだけか!!)
「橋の国」 実はとてもいい話しだと思うのですが。
「塔の国」 完成することが目的じゃない。作り続けることに意味があるんだ。 ってとこでしょうか。私、この言葉結構好きです。
いやあ、次の巻でさらわれたシズ様がどうなるのかとても気になりますね! まさか陸がスパイだなんてね。
++++++++++ 【沼正三 幻冬社アウトロー文庫】
どうしていいのかわからない。 といのが正直な感想なのです。 うら若い女性が(失笑しないように)語るにはどぎついのです。 二章でもうこれ以上読めない、と投げ出したい気分でした。 しかもこれ、全5巻のうちのまだ1巻。読めるのだろうか・・・。それ以前に、本屋で見ないのだけれど。これ以降の巻を。
今回も解説引用で逃げようかと。 「実に変な不愉快な小説だ。しかし奇妙な説得力がある」 解説で絶賛でもされていたらどうしようかと思ったのですが、やはり不愉快な小説であることは確からしい。 不愉快と言うよりも不快でおぞましくもある。 あまりにも嫌なので、あまりちゃんと読んでいない部分も多々あり、一気に読むには不快感が強いのでちびちびと読み進めた。
なんだろうなあ。この本は。 妙に滑稽だし。 2巻以降を読むか否か悩む所です。
しかし、この沼正三というのは謎の作家らしいのだけれど、現在もそうなのだろうか。
|