妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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| 2002年12月16日(月) |
『スリー・アゲーツ 三つの瑪瑙』(小) |
【五條瑛 集英社文庫】
この度も、文庫化に際し書き下ろしをありがとうございます。 元々厚い本なのだから、そんなことをしなくても充分に体裁が整うのに、解説を載せることはせず、書下ろしをしてくれるなんて、なんて文庫派に優しいのでしょう。 (これで、もし、ノベル派だったら地団太踏んでますけどね)
今回、神出鬼没男・サーシャ出番なし。 やはり、このシリーズの主役だけでいっぱいいっぱいの葉山と違って、別シリーズにも出演中の彼はご多忙なのか。 ギャラ高そうだもんなぁ。サーシャは。エディも高そうだけれど。 坂下はそこそこ。 葉山は・・言わずもがな。 へたしたら、弟の方がギャラ高かったり。
今回もタイムリーに北朝鮮工作員の話。 最初、真面目に北朝鮮問題を考察していたのですが、すいません。所詮馬鹿な本読みです。真面目な考察は最初のうちだけ、つまり葉山とエディが出てきた瞬間にどこかに行ってしまいました。
今回の葉山さん見所。
爽やかな天候の下、日比谷公園ベンチにて、エディに苛められ不貞腐れ気味 同上にて、ゴミ箱に空き缶を放り投げるもはずれ(距離3M)エディに笑われる ラムレーズンのアイスを食べる 野口さんに問い掛けたが1秒で「葉山君、うるさいよ」と切られる 田所に呼び出され、女子大生のソフトボールに参加する 30も越して、学生に間違われる 子どもに同情されてちょっぴりへこむ ようやく吾郎と一緒に歩けるくらいには開き直る 坂下との和やかな一時をエディによって一瞬にして一掃される
チョンが最も男前だったと思います がしかし。それ以上に、私は葉山の可愛らしさにやられているのです・・・。 この人可愛いよ。 だって、「天然のわがまま」なんですよ?誰が言ったか知らないがって、間違いなくエディだろう! エディは葉山を手放す気はさらさらないね!全くない。いじめることに仕事以上の生き甲斐を感じる。 葉山の髪の長さにああだこうだと言っていましたけれど、間違いなく自分の好みです。合理的理由ではなく、好みです。いまのちょっと長めが好きに違いない。 「これ以上長くなって、私の葉山が軟派な容姿になるのは嫌だ」 こんなところです。
エディが坂下から没収した「プレイボーイ」 坂下「あいつがあれを自分のオフィスで涎を垂らして読むほうに十ドル」 葉山「自宅に持ち帰って楽しむ方に二十ドルだ」 葉山宅に郵送されるに三十
そろそろまともな感想を織り込まないとね。 今回は涙しました。 チョンの二つの家族の間でせめぎ合う葛藤と、光朱の最期。 葉山葉山とうるさいですが、チョンは紛れもなくかっこよかったです。 もうちょっと、ボキャブラリー増やせないのか。私は・・・・
野球の試合、最初から最期までエディが葉山しか見ていなかった(しかも早くミスしないかなとほくほくと)方にスーパーKを二十ドル(もういいって!)
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