配られた社内報で、同期が二人ほど結婚していることを知りました。
その他、今月末に結婚式を挙げる予定という同期の話も耳に入ってきて、これは一時ラッシュか？と思ってみたり。
しかし、それ以上に思ったのが、「みんな、よくそんな金あるなぁ」というところです。うん、どうやら私の結婚はまだまだ遠い未来のよう（笑）
仲の良い同期もひとり、今年の冬に結婚するとか。式に呼んでくれるそうで、ちょっと浮かれてます。
大学の卒業パーティーで着た服がまだ着られるかどうか、試しておかなくては！（笑）


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「・・・何やってるんですか？」
「昔、恭平とよくやったんだよね。拓坊も結構はまっててさ。よっ、くそっ。意外と難しいんだよ」
「へぇ」
「誰が決めたんだか、うまく取れると願いが叶うなんて言ってさ」
桜吹雪とはよく言うが、風に吹かれて舞う様は恐ろしさすら感じるほど見事だ。
自由自在に舞う花びらを掴もうと先ほどから誠一は試みているが、まだ一枚も成功していない。
「よっ、ほっ！あー、ちくしょう。泰成もやってみ？」
「これだけ舞ってたら、そんなムキにならなくても良いんじゃないですか？」
言いながら両手で椀を作り前に差し出すと、図ったようにヒラヒラと一枚の花弁が収まった。
「あ・・・」
「おー、すごいな！」
まさか本当に取れるとは思わなかったので、間抜けな声が出てしまった。
誠一はと言えば、自分のことのように喜んでいる。
「やったな、良いことあるぞ！」
にこにこと笑う誠一に、たまたまですよと言いつつ、手のひらでそっと花びらを包む。

・・・良いこと、あったかも。

嬉しそうに笑いながら再度チャレンジしている誠一を見て、そう思ってしまう。
もちろん、そんなことは表には出さなかったけれど。

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桜は満開時よりも、ちょっと散りかけの方が好きです。
ＳＳばかり更新してないで本編やれよ、という声が聞こえてきそうですが、思いつきで書いているのでご了承ください。