生存報告―目指せたくまし道。 〜こっそりひっそり編〜
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| 2005年06月01日(水) |
無形の言語化をしない頭の中はなんだかすべてがふわふわで |
>>DefTechが快挙!というニュースを読んで、誰?と謎に思っていたのですが、さっきラジオを聴いていたら最近めちゃめちゃかかってるナンバーでした。ラジオはよく聴くくせにアーティストとかタイトルをそんなに気にしてないのでよくこういうことがあります。自分の中で無形のものを言語化すること、結びつけることを怠りすぎかな、とちょいと反省。
1月の舞台に一緒に出た人で、ビジュアルバンドをしている人がいました。乗換えが同じせいか稽古場への行き帰りによく地下鉄が一緒になって、なんかの話の流れで"やさしさってなんだと思う?"って話になったんです。そうしたら、彼は彼の考える"やさしさ"というものについて彼なりの言葉を使ってとてもわかりやすく説明してくれました。
なんか、それに結構おおおっと思って。何気なく聞いたのに、その言葉に対する自分の定義をそんなにきちんと説明してくれたことにちょっと驚きでした。彼が言うには、言葉って誤解が生じる。でも、あるものがあったら、いろんな表現を使ってそれに近いものを表現することは出来る。人が考えるものと自分が考えるものが違っていたとしても、言葉でそれを近づけていくことによって、自分の考えるニュアンスを少しでも伝えることは出来るって。
自分も昔は言葉で表現することは苦手だったけれど、そう思ってからは少しでも自分の感覚を相手に伝えられるように言葉を使えたらと思い、心がけてきたと彼は言っていました。作詞をしたりする人は人一倍言葉に敏感なのかもしれないけど、素敵な能力。
思えば文系学部の一般教養とかってなんか偉そうな言葉で定義してるだけで当たり前のこと言ってるじゃん、みたいなのが多かったけどある分野の説明をするには言葉の定義からするのであって、人から人へ伝えるのに言葉はとても有効な手段であるわけです。今も自分の中で明確に言語化出来ていない事柄がやっぱり私には多くて、言葉にしたらなんか違うとか思ってないで少しでも自分の手で形作り意識下におく作業を増やさないとかな、と思ったのでした。
それはきっと、まとまっていないふわふわしたものを形作りばらばらのものたちを整理するとともに、コミュニケーション力やプレゼン力に関わってくるものだから、なおさらー。
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