結局単行本直しの締めきりは7日に延ばしていただいて(すみません) 今日も直しに勤しむ中貫@玉子入りです。
さて、今日は勢いで漫画界の秘密をお話ししようと思います。 漫画家が必ず最低1回は罹る病気についてのお話しです。 決して撲滅されることのない、憎んでも憎み足りない病いなのです。 この病気は私が発見したのですが、他にも気付いている方がいらっしゃるかもしれません。
英語教材テープなどでよくある前置き 「ロングロングアゴー…(昔々…)」 という言葉を聞くとついついアントニオ猪木さんや辻本茂雄さんを 思い出してしまうのは定説であります(キッパリ)
そういうことから私はこれを 「ロングアゴーの病い」 と呼ぶことにしました。
この病の恐ろしいところは自覚症状がまったく無いところです。 自分がそんな疾患を持っていることに気付かず… どんどん原稿を進めてしまう… ついには後々まで遺る単行本にまでしてしまう。
ずんずん、ずんずんと…
つまりその…キャラクターのアゴを長くしたまま…
実に恐ろしいことです。
中貫の研究によると10年以上描いておられる漫画家さんはたいてい1度は 罹った経験があるようです。 誹謗中傷になる危険性があるので具体的には言えませんが、 「○○先生は○巻めでロングアゴーに罹ってるな」 と気付くことは多いです。
某先生は読者の方から 「乗馬の漫画を描かれているからキャラも馬づらにしてるんですか?」 とお手紙をいただいて初めて我に返ったそうです。 そう、自覚さえあれば治療できる病気なんですよね。 しかし読者さまから『馬づら』って言われるのは結構辛いものがありますね。 できれば自分で、誰にも気付かれないうちに治療していきたいものです。 最低でも単行本直しまでには自覚したいですね。
まぁ、もちろんこの病気を知ったのは 中貫自らも罹ったことがあるからですけど…(- -;
気付くポイントとしては ○最近女の子キャラが可愛く描けないなぁ。 ○子供が子供らしく描けないなぁ。 ○なにかむすっとした表情になってる気がする。 などです。 もちろん上記の理由はほぼアゴが長いから起こる現象なわけです。
中貫がこれこれこうなったことがある、と人に話すと 「え、そんなことないよ。気付かなかったもん」 などとお優しい返事が返ってきたりしますが ほれっとばかりに自らの該当単行本を見せてあげると 「ほんとに長い!長すぎる〜〜〜っ!」 と驚愕の納得をしていただけます。 (T_T) ウルウル
そうです。 中貫も自覚が単行本直しに間に合わなかったのですよ…がくっ…
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