だいありー

2006年12月12日(火) 宝 石

その後、うーちゃん号のある駅で
Kさんに電話しますた。
居ないかなーと思ってたら居ますた。
先週、Kさんが背中の腫瘍(良性の肉腫
みたいな感じ)を取ったこともあって
2週間合わずにいて。
退院した電話を貰ったから夜Kさんちに
駆けつけたんだけど、久しぶりに
Kさんちの手前のわんこ達に会った。
ベランダに押し込まれている父親のゴウは
随分前から左頬が腫れ、顔が変形して
左眼もおかしく、左側の口がただれて
顔が崩れてきていた。
Kさんに聞いたら「恐らく癌だろう」との
事で、ベランダの外に繋がれている
息子のゴウキはすこぶる元気。
久しぶりにぱんちゃん親子が来たから
怪しいヤツだと思ったらしく、
2匹がすっ飛んできてけたたましく吠える。

ぱ:ゴウちゃん、ゴウキ、久しぶり(^^)

するとゴウは自分の名前を呼んで
くれたからなのか直ぐに大人しく
なりますた。
ただでさえ顔が変形して痛いだろうから、
余り無用に吠えたくないというのが
彼の本音かもしれまてん。
ゴウキはいつまででも吠えてたけど(^^;)
それでも本当に知らない怪しい人に
対しての吠え方はもの凄く異常なほどの
吠え方だとKさんはいう。
ゴウキの吠え方はいつもの吠え方と同じ。
だからぱんちゃん親子の事も
直ぐに判ったと思われ。
そんなゴウ達が、Kさんちに行って見ると
まず、ゴウが大人しい。
元々大人しく寝ている時もあったので
気にしてはいなかったんだけど、
ゴウキまでもが大人しい。
全く吠えない。
もちろん今までだって吠えない事も
あったけど、顔つきがおかしい。
病気というわけじゃないんだけど。。。
尻尾を振って大人しくKさんちに向かう
ぱんちゃんを眺めている。

Kさんちでは、I子さんというKさんの
デザイナー時代のお友達から預かったという
宝石をKさんが見せてくれますた。
I子さんは背が低い割に手がとても大きい方
なのだそうでふ。
背が低いからぱんちゃんは手が大きいなんて
全然気が付かなかった。
若い頃は宝石を身に着けるのが大好きで
ともかく600万で買った鑑定書付きの
ブルーサファイアの指輪やエルメス、
フェラガモなどのゴージャスな指輪が
いくつもカバンから出てきますた。
その600万で買ったという
ブルーサファイアの指輪は
「100万でいいわ」とI子さん。
かなりデカイ石でして、本来は何千万もする
指輪なんだそう。
ところがブルーサファイアの中でも
色が薄く、水色なんだけどアクアマリンと
見間違う程の色の薄さ。
だから600万で売っていたのだという。
またエルメス(?)の3種の宝石が
ちりばめられている3連の指輪。
コレは既に生産終了だそうで、
直しや掃除などはメーカーで扱うが
手に入らないという。
50〜60万で買ったそうでふ。
I子さんは最近、金属アレルギーだと
判ったそうでふ。
だから金歯なども辞めて2千万も出して
上下共に全てインプラントの歯に
したそうな。
しかもプラチナって言ったかな・・・。
ともかく若い頃大好きでイヤリングや
ネックレス、指輪をゴロゴロと付けて
買っていた彼女は、若い頃から
「体調が悪い」とずっと言っていたという。
けれど、検査しても最初は判らず、
最近になって金属という物は全てダメだと
言う事になったとか。
インプラントのプラチナはいいの?
て思ったけど、うろ覚えなので
本当かどうか判らん。。。
で、持っている宝石を一部売却したいと
・・・まぁ、こんな感じなんだと。
Kさんの仕入先の畑のお母さんがルビーの
指輪を買ってくれたそうな。
I子さんはデザイナーを辞めた後
世界中を回って、ニューヨークと
ハワイにお店を持っている。
はっきり言ってお金持ち。
家も六本木ですしね。
ぱんちゃんは気に入ったのが2つ
ありますた。
でも中古とはいえ、その値段の高さと、
指が短くて太くて手が小さい
ぱんちゃんには所詮似合わない
アクセサリーが指輪。
I子さんは手がデカイので、デザインも
大ぶりなのが多い。
ぱんちゃんが嵌めると、どうみても
西太后が爪を保護するために
10本の指にかぶせていた
鉄製の先の尖った指のキャップ
を嵌めているような感じ。。。(^^;)
Kさんからも「似合わない」
きっぱり言われちゃいますた。
・・・買う気ないからいいけどさ。

で、色々な話になって。
隣のゴウがもうヤバイという話に
なりますた。
何かとKさんが生の牛肉を細かくして
あげたり(ゴウキがヤキモチ焼くので
ゴウキには骨太*ン太君のハード
(固い)のを与えて黙らせておいて、
ゴウに食べさせたり、いよいよ食が
細くなるとミンチにかけた柔らかい
牛肉の肉団子を小さく分けて(肉団子
自体が小さい)食べさせていたらしい。
それすらも、もう噛めなくなった。
今日は一日中大の字に伏せて
(手足を投げ出して)、名前を呼んでも
顔を向けるくらいで、立つ元気も無い。
「今晩持つだろか・・・」とKさんは
心配そうにしている。
所詮他所様の犬だから、散歩も
シャンプーも病院へもKさんが
全てやってあげたいけど出来ないジレンマ。
かといってKさんに懐く2匹のワンコ。

顔が腫れてると思った時点で病院に
連れて行ってあげれば良かったのに。。。
保険が利かない動物、特にゴールデン・
レトリバーのような大型犬はお金が
かかるというのは容易に想像が付く。
「家庭の事情があるんだから!」
とKさんはパパ(ご主人)に
食ってかかるけど、ぱんちゃんも
パパと意見が同じ。
犬は家族なんだから、早い段階でオペを
受けてさえいれば、餌が食べられないで
衰弱&餓死することはないだろう。
最後はあんなベランダに出しっぱなしで
じゃなく、点滴でも受けさせて
家の中で皆が看取ってやって欲しい。
手術が費用の面で無理だというのなら
せめて抗生剤を飲ませてやるだけの
面倒は見てやって欲しかった。

「隣のご主人だってゴウのために
柔らかい餌を探し回って2回ほど
高級な肉を与えたんだよ」


とKさんは言う。
ぱんちゃんは思う。

「たった2回ですか?」

と。
まったく散歩もトリミングも、
シャンプーもブラッシングも
夏のあの暑い西日が射すあのベランダに
水も置いてない状態の家からすれば
2回も高級な肉を買ってきたという
ことは凄いことなのかもしれない。
でも、本来はそんな家は犬を飼う
資格なんてない。
犬だって命がある。
人の言葉が話せなくても、
人が話す言葉は理解しているんだよ。
ましてゴウやゴウキは、あんなにも
こ汚いわんこになっちゃってるけど、
この2匹の親は子どもが居ないご夫婦が
とっても可愛がって大切に育ててきた、
それこそ最近、犬のために家を建て替えた
という程のお宅。
そこのわんこで、血統証が付いている
れっきとしたわんこ達なのです。
わんこ達(特にゴウキ)は、
何度脱走しては実家に逃げて帰ってきたか。
その度に綺麗にしてやって、餌と水を与えて
やってきた実家のご夫婦。
「こんな酷い飼い方をするなら3匹返せ」
とも言った。
元々はゴウキのお母さん犬も
あの狭いベランダで3匹飼っていたのです。
ゴールデン・レトリバーだから1匹で
丁度良い広さなのに、3匹も散歩
させないで年中そこに居させてみて?
夏も冬もずっとそこに水もカラカラ、
散歩一切無し、シャンプー、
ブラッシングなし、ノミだらけ。
ストレスによってゴウキのママは
気が狂ってしまったのです。
それで実家(犬を譲ってくれたご夫婦)が
たまりかねて無理矢理にママ(犬)を
実家に連れ戻した。
今では大分落ち着いて、普通に幸せに
暮らしているという。
せめて早い段階から薬だけでも
与えてあげれば、もしかしたら
良くなっていたかもしれないじゃない?
病院に行ってないんだから、
癌じゃないかもしれない。
単に虫歯が酷くなっただけなのかも
しれない。
医者に連れて行けば治った
病気だったかもしれないのに。
パパ(Kさんのご主人)はそういう
意味で言ったのにKさんはいきり立って
「家庭の事情があるんだから」と言う。
家庭の財布が苦しいなら犬を
飼うなといいたい。
犬を粗末にするくらいなら
人様の家のわんこを可愛がれ!
それで我慢しろ! そういいたい。
帰る間際、吠えることなく
尻尾を振ってぱんちゃんや
Kさんを見ていたゴウキ。

ぱ:ゴウキ、ゴウちゃんどう?
  治るといいのにね。
  ゴウちゃん、来週ぱんちゃんが
  来る時まで頑張るんだよ。


何かをしてあげられる訳じゃないけど、
飼い主の家族が誰も世話をしてくれず、
朝からへたり込んでいる状態のゴウ。
「ゴウは1人ぼっちじゃないよ」
と言ってやりたかった。

ぱ:ゴウキ、何かあったら吠えて
  Kさんに知らせるんだよ。


普段はゴウキは臭いし、汚れているので
頭をなでるなんてことはしないんだけど、
(親しくなるとゴウキはわんこパンチを
食らわせて着ている洋服をドロドロに
しちゃうから)頭はとんとんと柔らかく
叩いて顔を覗き込んだ。
上目づかいにぱんちゃんを見る
ゴウキの目は何だかとっても寂しそうな
顔をしていた。

ゴウ、頑張れ!


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