だいありー

2005年11月04日(金) バコちゃん

10月の2週目のある日、
横浜のロ*トでたまたま見かけた
カレンダー。
本当にロ*ト自体に用事が
あったわけじゃなくて、
ただフラ〜っと行ってみただけ
なんだけれど。
で、たまたま通りかかった
カレンダーコーナーで、
バコちゃんを見つけました。

バコちゃんとは、Kさんが飼っていた
マルチーズの名前で、
バロン(男爵)ちゃんといいます。
男の子でした。
とってもプライドが高いわんこで、
自分は人間だと思っていて、
自分よりも下位の人(Kさんのご主人)
にはケンモホロロ・・・。
そこがまた可愛いわんこでした。
とっても場をわきまえているわんこで、
レストラン(知人の店)に
コッソリ連れて行っても他のお客の
迷惑にならないように静かにしているし、
映画にもこっそり連れて行っても
大人しくじ〜っと映画を観ていたわんこ。
それこそ、「あのシーンはどうだっけ?」
なんて話題になると、周りが

「バロンが身じろぎしないで
最後まで観てたからバロンに聞いてみれば?」


って言われちゃうくらい。
Kさんがお友達から頂いたバコちゃん
(バロンちゃんの愛称)なんだけど、
Kさんのお父さんがボスで第一位、
第二位がお料理上手で優しい
Kさんのお母さん。
バコちゃんはお母さんが大好きでした。
お母さんが旅行に行ってしまうと、
バコちゃんは一切食事を食べなくなって、
ヒョロヒョロになりながらお母さんの
帰りを待つ。
お母さんの部屋で寝起きしているので、
用事があってKさんのご主人が
「お義母さん」と声を掛けてから襖を開けると、
歯をむき出してお母さんを守ろうとする。
・・・Kさんのご主人は自分よりも下位
と位置づけているので(^^;)
そのくせ、お酒が大好きなバコちゃんは、
Kさんパパ(ご主人)が晩酌を始めると
こっそり部屋から出てきて
(いつでもトイレに行けるように
襖を少し開けてある)、
椅子の上に座り、日本酒を飲む。
酔っ払って気分が良くなると、
千鳥足でお母さんの部屋に戻って、
腹を出して大の字になってイビキをかいて
お母さんの布団の上で寝てしまう。(笑)

車には後部座席に乗る事を嫌い、
高速では他の車に抜かれる事が大嫌い。
抜かれようものなら吠えたて、
運転しているKさんパパを恨めしそうに
チロッ、チロッと見る。(笑)
そんなバコちゃんは16年生きました。
人間と同じ物を食べていたから、
身体から塩分が抜けずに鼻が薄い
茶色になっていたらしいけれど。
それでも16年生きました。
最後は心臓を患って、肺に水が溜まる
肺水腫で毎日水を抜きに
動物病院に通っていました。
夜、亡くなる時は、ヒッ、ハッ・・・
と言ってバタっと大の字で伏せて
絶命しました。
哀しくて哀しくて、
死んでしまったと判っていても、
Kさんは信じたくなくて病院に駆け込んだ。
夜だったからもう診療は終わっていたけれど、
先生がすぐ出てきてくれた。
バコちゃんを見て、先生は

「この子は本当に良く頑張ったね。
1年間(肺水腫)の治療は本当に
辛かった筈なのに、頑張ったね。」


そういってくれ、
Kさんはそこでバコちゃんの死を受け入れた。
それでも息子同然だった
バコちゃんの身体を離すことが出来ず、
夜は抱いて寝た。
荼毘に伏してからは納骨まで
骨壷を抱いて寝た。
Kさんパパはその日、
飲んで帰って来て午前様だった。

「バロン死んだよ」

というKさんの言葉に、
パパは最初信じなかった。
Kさんのベッドの上で
静かに横たわっているバコちゃんをみて、

「寝てんじゃね〜か、嘘つくなよ」

と信じなかった。
でも、バコちゃんに触ってみて、
ずっと抱いていたKさんの体温で
温められていたその身体は、
やはり冷たかった。
バコちゃんの最期に傍に居て
あげられなかったという思いは、
パパの胸を締め付け、
パパは一晩中頭を抱えてダイニングの
テーブルで泣いた。
そんなにも愛されていた
マルチーズのバコちゃん。

Kさんたちはそれから毎年、
マルチーズのカレンダーを探し回っていた。
でも、犬のカレンダーはどうしても
その年の流行りのわんこしか出ないため、
たくさんの犬種をゴチャ混ぜでの
週めくりか月めくりの物に
マルチーズが1枚あるかないかという
状態で。
まるまるマルチーズという
カレンダーがない。
そういえば、今は余り人気がないのか
ペットショップでも見かけない。
それでも今年の秋に1匹、
かわいい真っ白なマルチーズの子犬を
ペットショップで見かけたので、
そのうちまたマルチーズの時代が
来るかもしれません。

そして。

ロ*トでたまたまバコちゃんONLYの
カレンダーを見つけたのでした。
お値段なんと2100円。(^^;)
それでも息子に会わせてあげたいな
って思って買ったのでした。

土曜日にお蕎麦を取りに行く時に
持って行こうと思っていたのに、
スッカリ忘れ・・・←アホ
パパへのお土産(いつも焼酎と
ビールを持って行っている)だけ
持って行ってしまいました。
翌日の日曜日にY野さんが来て、
「Kさんちに行く」というので、
H氏が車に乗せてくれた。
皆でKさんちへ。
今度はバコちゃんを持って、
パパへのお土産を忘れた。


・・・既にバカの域に達してますか、あたち?

息子を見て、

「毎年探し回っているけど無かったの。
うれしい!」


とKさん。 パパも

「良く見つけて来てくれたね〜」

と嬉しそう。
夜6時頃、Kさんから電話が来ました。
改めて中をジックリ見たそうで、
余りの可愛さに改めて感動。。。
本当は卓上をあげたかったんだけれど、
無かったので大きいばこちゃんの
カレンダーになってしまったんだよ
・・・ごめんね、
するとKさん、

「ううん、いいの。
バロンが子どもの頃もこんな表情、
こんな格好してたっけって
2人で思い出してね。
今日はすっごく嬉しい日だったの。
どうしてもまたお礼を言いたくて
電話しちゃった」


とKさん。
正直、こんなに喜んでくれると
思わなかったので
ぱんちゃんも嬉しいっす。

電話、ありがとう!!


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