パパの血圧が徐々に下がっています。 昨日まで120あった血圧が、 今日は90になっていました。 痛み止めも(座薬)、 パパが話せなくなってからは 座薬を欲しがらなくなったので 使っていませんでした。
「痛くても話せないから言えないのでは?」
というぱんなたちの言葉に、 看護婦さんが主治医に連絡をしてくれて 痛み止めを今日点滴で入れました。 血圧が徐々に下がって来ているので 座薬を使うと更に血圧が下がる可能性がある とのことでした。 体位交換をする際に、ちょっと横を向けただけで 痛がって声を発していたパパ。 今は全くと言っても過言ではない程 声を出さなくなりました。 目の焦点も合わず、話し掛けても耳は聞こえている んだろうけれど、反応が無い。 酸素吸入も嫌がって 鼻の管を抜いてしまいましたので 昨日は取っていましたが、 今日は口が四六時中パカっと開いて 呼吸をしているので酸素を指で測ると 数値は87を指していた。 看護婦さんがマスクの方の酸素吸入を入れて くれましたが、パパは嫌なのか手でもがいて 取ろうとしています。 パパの胸には今朝方、心電図のようなものが 取り付けられ、ナースステーションで ピコピコなっています。
主治医が夕方来ました。 朝も来てくれたようで、パパは先生が判ったらしく 主治医の先生も「朝は僕のこと判ったみたいだよ」と 言う。 夕方も判ったと思う。 パパの顔がちょっと顔が引き締まった感じに 見えた。
主治医からは、
「いつおかしくなってもおかしくない状態です。」
と言われた。
「徐々に血圧も下がっていってるし、痛みが酷くて 苦しいという顔つきではないからこのまま 苦しまずに最後を迎えると思いますよ。 ただ、容態が急変するとご家族をもちろん お呼びしますが、ご家族も間に合わないという 事もありますから、その辺はご理解下さい。 自然に逝かせてあげたいと思います。」
・・・蘇生はしないという事だろうか。
ぱんなは、交通事故や突発性の時以外は 蘇生はして貰いたくないと思っている。 本人が苦しい思いをして最後を迎えたというのに 更に苦しい思いをさせるのは本人が一番辛いだろうと 思うからだ。 家族が間に合うまでは・・・ 有難い事だけれど、ぱんなのお家は横浜で、 病院は築地だから1時間半かかる。 もしもこれが真夜中だったり朝方だったら 駆けつけられる距離ではない。 家族が来るまでの長い時間を パパに苦しい思いをして待っていろと ぱんなは言えない。
蘇生した所で、所詮は癌で逝くのだから 例え動き出した心臓でも直ぐに動くのを 止めてしまうだろう。
ただ、どうしてこんなに早く パパとの別れが来ちゃったのか、 ぱんなはそれが一番理解出来ない。
どうしてなんだろう。
|