| 2002年11月18日(月) |
障害者の立場、家族の立場 |
土曜日にパパが楽しみにしていた 民謡を聴きに行った。 厚生年金者の集いというのがあって、 パパが申し込んでいた。 本来だったら14日に抗がん剤を投与する 予定だったから、副作用(白血球の減少)で ヘロヘロであっても、トイレが間に合わないほど 歩けない状態でも「這ってでも行く」と 言っていたパパ。 残念ながら抗がん剤は中止となって、 副作用は無いにせよ、 治療が中止という事だから 心理的にはかなりガックリである。
それでも、いつかパパを車椅子で 築地の病院まで行くことになるだろうと パパが入院中に時々JRで帰る時は スロープ、エレベーター、エスカレーター のある場所を必ずチェックして帰宅していた。
パパはお婆ちゃんの遺伝で、 左目に逆さマツゲがある。 眼球を傷つけるため、眼科で抜いていた。 今も生えてきて眼球に当たってゴロゴロする というので、土曜日なら午前中は 眼科も開いているので、パパを車椅子に乗せ、 眼科に行くことにした。 その足で、民謡を聴きに行こうということになった。
バスも最近は車椅子用に随分と改良されている バスがあるが、実は2種類ある。
バスの椅子が折りたためて、 車椅子を固定出来るだけのタイプ と
スロープ式で上記のようなタイプ。
眼科+民謡を聴きに行く時、 車椅子用のバスが来たんだけれども スロープ式ではなかった。 つまり、バスに乗る時、降りる時は 車椅子を折りたたんで乗せないとならない。 パパはまだ長時間出なければ歩けるので そんなに困らなかったが、 本当に全く歩けない車椅子使用者の方が このバスに乗ろうとするならば、 運転手どころか乗客の手を借りないと 乗れない。
皆、いくら歩けないという人でも どのくらい重い(体重)か判ります?
車椅子がどのくらい重いか判ります?
もしもぱんなが40代、50代のおばさんだったら 車椅子を折りたたんで人の手を借りずに バスには車椅子だけでも乗せる事は 不可能です。 車椅子はそれほど重い。
バスの中もおばさんやおばあさん連中が多く 乗っていて、ちょっと手を借りれない。 腰をやられてしまいます。
バスははやり全車両、スロープ付きにして 貰いたい。
眼科へ行った帰りに近くのビルから エレベーターに乗ってお昼を食べに 中華料理屋さんに。 パパとママとぱんなはそれぞれ違う物を 食べたんだけれど、パパが頼んだのは パパの口に合わないらしく (ぱんなはまぁまぁだと思ったけどね)、 野菜が嫌いなパパは、ぱんなが食べている お野菜タップリのはイヤで、 結局ママが食べている五目焼きそばを食べた。 大きい手術をしたパパは味覚も自律神経も おかしくなっているようです。。。
食べ終わってお店を出ると、 数段の階段を降りないとならないと パパは思っていたんだけれど、 実はその横にちゃんとスロープがある。 ズンズンと迷わずスロープに向かって スロープを降りるぱんなにビックリするパパ。
駅の反対側のエスカレーターは1つだけで、 時間帯によって登り・下りと分けている。
民謡を聴いた後、帰りはそのエレベーターが 下りのままだったので、上りたいぱんなたちは 駅ビルのエレベーターに。 ここは2F、3Fで降りても階段を使って 駅の渡り廊下に出ないとならないから 歩けない障害者は全く持って不便である。
帰りはいくつかあるスロープを使って、 デパートの中へ。 バス亭に行くには下りのエスカレーターがない。 上りはあるあるのに・・・。 デパートの2Fからエレベーターに乗って 1Fへ。 バスはやはりスロープ無しの、それも 車椅子用のバスではないバスで、 パパとママは歩いてえっちらおっちら 数段の階段を上ってバス内へ。 ママに「運転手さんに後ろの昇降口を開けてくれ って頼んで」とお願いして、ぱんなは折りたたんだ 車椅子を持って後ろの昇降口から乗る。 代金はママが2人分出す。 もちろん、バス代はぱんなは自分の分は 自分でちゃんと出してママに預けた。
車椅子って便利だけど、重いから 荷物を余り持って歩けない。 ひざ掛けや丸い真中の開いた座布団すら 手に持って車椅子は折りたたまないと ならない。
赤ちゃんのベビーカーもそうだなーと思った。 ただ、ベビーカーは軽い! ・・・と思う。 ↑ 赤ちゃん産んだこと無いからわからん(笑)
ただ、思ったのは 障害者の人も出歩けるように作ったつもりでも 全く歩けない人、全盲の人、耳の不自由な人に とっては全然便利じゃない。 どこもかしこも中途半端。
エレベーターも作るなら上り・下りは 2つ作って欲しいし、スロープ作っているなら 最後の数段の階段はやめて全部スロープにして欲しい。 折角スロープになっているのに 階段が最後に2、3段あるんじゃ、意味が無い。
そう思った。
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