3/25(土) 温泉旅行で思う。
12月に「とりあえず距離を置いた」彼女とまた付き合い始めまして。
ま、別れた後も付き合ってたときと何も変わらなくて、
よりを戻したのもこれといったきっかけがあったわけでもなく、
なんで別れたのかオレ自身よくわかってないんだけどね(笑)。
で、基本的に超が付くほどインドアなカップルなんで、
出会ってから一年になるってのに、そういえば大阪から出たことがないのね。
あ、オレの実家(奈良)に行ったことがあったっけ。でもホント、その程度。
じゃ、一度温泉にでも行ってみっかと、一泊で城崎まで行ってきましたですよ。
往復は彼女の運転で、免許のないオレはもちろん助手席に。オレの不甲斐なさったら国宝級。
旅行自体はカニ料理のフルコースや外湯巡りなんかを堪能してきましたが、
夕刻の温泉街を歩きながら、ふと現状を寂しく感じるオレがいまして。

いやね、彼女のいない期間が長かったモテないオレとしては、
男同士で旅行に行くと、童貞マインド全開のワクワク感があったわけよ。
例えば、女同士の旅行客が「写真を撮ってください」と声をかけてくると。
「ホテルはこの近くですか」「ああ奇遇だな、僕らも同じホテルですよ」
「男だけの寂しい旅行ですから、よければ今晩お酒でもご一緒に」
なんてやりとりがあって、その夜は・・・・・。
もちろんナンパなんて出来んですよ!したこともないですよ!
もし写真を頼まれてもそんな巧妙な会話も出来なければ、
震える手で「あ、ハイ・・・」程度しか受け答え出来んですよ、実際問題!
でも、でもね、こんなしょっぱい妄想をしてワクワク出来る童貞マインドこそ、
男として生を授かった醍醐味とオレは思うのね。・・・え、違う?
ホテルでかわいい女の子の二人連れなんかとすれ違ったら、
部屋に飛んで帰って侃々諤々の非生産的なミーティング大会ですよ。
その子たちと別の場所でも再会したりなんかしたら、
そりゃもう運命か神の悪戯かってなもんで心臓飛び出し5秒前ですよ。
向こうもどうやらオレたちを意識してんぞ、なんて妄想丸出しで。
ま、だからといって声をかけれるわけでもなけりゃ、
今までそれで何かあったことなんて一度もないんだけどね・・・。
彼女がいるんならそれに越したことはないはずなんだけど、
そんな甘酸っぱい・・・いや、単に酸っぱいだけの気持ちももう味わえないかと思うと、
ふと寂しい気持ちに襲われたオレ、もうすぐ36歳。心はいつだって中二。


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written by オレ 

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