Miyuki's Grimoire
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2006年11月29日(水) 新たな創造にむけて


 最後のグリモアを書く日がやってきました。8年間勤めたKC JONESを去ることになりました。長い間、お客さまをはじめ、たくさんの人々に支えられ、たくさんのことを学びました。いまはそのすべてに対して感謝でいっぱいです。振り返ると、この年月は自分がもっているすべてのものをみなさんと分かち合ってきたような気がします。それは素晴らしい喜びと創造の日々だったと感じています。


 わたしは子どもの頃から、石や樹や大地に触れながら、その中に融けてしまう意識を体感してきました。クリスタルを通じ、万物と一つに融けてゆき、人類の集合意識や、大地の意識、地球の意識に直接触れ、境界の無い光の世界を感じてきました。ずっと身体で感じていたその透き通るような喜びや感動を、たくさんの人たちと分かち合いたい、そんな想いがわたしをいつも突き動かしていた気がします。


 4年前からは、クリスタルを使ったヒーリングをさせていただきました。クリスタルに触れながら、わたしは人間の美しさに触れていました。ヒーリングの中で、はり裂けそうな悲しみや涙さえも、ひとの心の純粋さや美しさの表れであると感じ、深く感動することもありました。


 ほんとうのヒーリングが起こるとき、わたしとクライアントさんは融けています。境界を超えた心の奥底で、わたしは静けさに満ちた深い湖のような癒しの力を感じたものです。打ちひしがれたクライアントさんの心の傷は、私自身の傷であり、そして人類の傷でもありました。クライアントさんが癒されるとき、私自身も癒され、世界にはただ一つの心だけがある、そんな感触を確かに感じているのでした。そうしたヒーリングを通じて、わたしは魂のまだ使っていない部分を少しずつ目覚めさせてきたのだと思います。


 わたしはだんだんと、出会う人や世界は、そのまま自分の映しであると感じるようになり、自分そのものである全体のために、どうやったらもっと分かちあってゆけるかということを考えるようになってゆきました。


 わたしはいま、まったく新しいサイクルのはじまりにいます。クリスタルはわたしに様々なことを教えてくれました。地球からの贈り物であるクリスタルは、わたしにとって子供の頃からごく自然にそこに存在し、愛と光をたたえ、いつも美しく、素朴で、混じりけのない純粋なエネルギーそのものでした。たくさんのサポートをしてもらいました。これからもクリスタルは変わらぬ美しさで存在し、またごく自然にわたしに語りかけてくれるでしょう。


 けれども、わたしはこれからはクリスタルから離れ、心の全体性を生きてみようと思っています。まだ使っていない魂の新しい部分を生きてゆくために、わたしはいま変容する必要性を感じているのです。


 いろいろと勉強し、視野を広く持ち、わたし自身の本質(エッセンス)に導かれてゆきながら、より大きな喜びに溢れ、ほんとうの意味で生きたい。そして、ほんとうの意味で人と出会いたい。心に愛と調和を満たし生きてゆけたら・・・、いまはそんなことを思っています。


 最後になりましたが、この8年間、ご縁のあったすべての皆さんの愛と思いやりに心から御礼申し上げます。本当に長い間、お世話になり、ありがとうございました。またどこかでお会いしましょう。



MIYUKI



miyuki