遠距離M女ですが、何か?
井原りり



 感じるびーちく

いはらは予告なくいきなり、いろんなことをする。

初めて会った日も、会ってから数分後に乗り込んだエレベーターの中でいきなりタンクトップの中に手を入れ、右の乳房を鷲づかみ。

……。

痛かった。

もう〜、なんて人と知り合っちゃったんだろうと、思えてうれしかった。


今も忘れられないんだが、乳首を思いっきりひねり上げられて、あまりの痛さに

「もっとやさしくしてください」と言ってしまい、
「それはないでしょう、この関係で……」とお説教をくらう。


そうして容赦なく、さらに力を込めて、きつくつねられるうちに、あたしは、痛さが呼びおこす気持ちよさに酔ってしまう。


「気持ちイイんでしょう?」
「はい」
「ふん。10分で開発終了だね。やさしくしたってこんなふうに気持ちよくはなれないんだから」



確かにムスメの頃は、服の上から胸に触れられただけでも、びんびんに感じてカラダの芯がうずいてたまらなかった。

やさしくなでるのは、今だってそれはそれでいいものだ。


一人でする時も、最初はゆっくり、そっと、なぞるようにして乳首をとがらせていく。

だけど、それっきりだ。


そのあとで、もう自分でもバッカじゃないの? っていうくらいひねる、ひっぱる、もみしだく。

もう片方の手で陰部を刺激してぐちゃぐちゃに濡れてるところをかきまわす。

ぴんぴんにとがったクリトリス。

大きめのレーズンほどの乳首は、小さめのプルーンくらいに膨らむ。


そうこうするうち、ようやく波みたいに、足の方からしびれが昇ってきて、カラダは反って、イキます。


ここ2,3日、自慰のしすぎで、もうびんびんにとがってます。

服を着ているあいだは、ブラの中でおとなしくしてるけど、帰宅して、ブラを取り、Tシャツと擦れたりすると、もう、あっはん、だ〜、やりたくなってたまらない。



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予告。

リンク先をご覧の上、楽しみにお待ちくだされ。

*-* PINKISH CAFE *-*


2002年11月16日(土)



 長襦袢萌え

こないだ初めて自分で見立てたきものを自分のお金で誂えた。

今まで着物の管理はずいぶんと母の世話になっていたし、母のものも全部もらった。


これからは自分の管理下におかねばならん。

もう袖丈一つとったってなんかもうぐちゃぐちゃ状態で、裄丈違えば、この組み合わせで着ようって自分じゃ思ってたって、はみ出ちゃって、もう〜、奥さん、たいへんなんスから。


で、普段着によく着たセルの長襦袢がある。
お針の稽古をしている若い子が、生地代だけで練習用に縫ってくれたんだが、これがひどく虫に食われてしまって、人前でゼッタイ脱がないのならいいけど……。

ほら、ねえ、Mやってっと人前で長襦袢姿になることだって、ないわけじゃない。

むしろ、おおいに、ある。


よそ行き用の正絹の長襦袢は今年の春にこしらえた。
夏物のさらしの襦袢は去年、3枚作ったし、普段着もいるよね。
作ろうかの。

呉服屋の奥さんいはく「セルなんてもうどっこにもありませんよ。ポリエステルはいかがです?」

「はあ、じゃあ、それで……」

生地代だけで、\19,800.

半襟は金茶の無地に刺繍入り、ポリエステル \1,200のを別の店で買って来てつけてもらう。
黙ってると白い正絹で\3,000の半襟がついてしまう。


長襦袢はこれで完璧。

あとは懸案だった袖丈、裄丈を徐々に統一規格にしていく計画の推進。

出来上がってきた長襦袢と今度着る予定のきもの(お直し済み)の入った箱を抱えて実家に行くと、そこにははあはあと肩で息してる親がいた。

はあはあ、はあはあ、杖をつきつき、仏壇に供えるものをえっちらおっちら準備してござった。


もう、毎日まいにち、ほとけさんのことしかアタマにない。

年金のほとんどは、ほとけさんのために使っちまう。

生活費はわたしが出してやらなきゃならん。

ほとけさんがすべてに優先してしまう生活について、わたしは一言も文句を言わない。
まあ、もう少しのことだから。


わたしの収入は低い方ではない。

ばばあ一人の生活の援助くらいは、できる。


だけど、たまには贅沢もしたい。

海外旅行に行くわけじゃなし、ブランドものを買い漁るわけじゃなし、外車にも乗ってないし、衣食住の範囲内での贅沢なら、あり、じゃん。

ばあさんは、わたしにもほとけさんへの供養のための現金を供出させたくってたまらない。
ほとけさんのために使うのでなくして、いったい何に使うんだ。
どんなに贅沢をしたって、そんなところに幸福はない、と母は思っているはず。

着物こしらえる金はあって、なんでほとけさんのための金が出せないんだって、本当はあたしを責めたいのだ。

自分がしているように、爪の先に火をともしてでも、ほとけさんに尽くす生活こそが幸福だとなぜ思えない? 問い詰めたくてたまらないのだ。


そんなこと言われてたまるか。

やだね、それだけは。

文句もいわず、口ごたえ一つせず、やりたいようにやらせてやってるじゃないか。



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おやおや  




2002年11月15日(金)



 オンナの怨念

今、書店に並んでいる今月号の『VISIOmono』で、アンティーク着物の特集が組まれている。

最近はのんびり本屋で立ち読みする暇もないが、ひょっと通りかかったら視野に表紙が飛び込んできたのだ。

巌本野ばらがコーディネートした写真も何枚か掲載されているが、今年はよく似たMOOKを一冊買っているので、立ち読みしただけにする。


アンティーク着物、とはいえ古着は古着。

これについては賛否あるだろうな。


安くて存外popなものがいくらでもあるが、どこの時代のどんなオンナの人が袖を通してその後手放したのかわからない着物を着る勇気は……あたしにはない。

ような気がする。

没落貴族の奥方や、お嬢さまがたが窮乏生活の果てに、泣く泣く手放した着物だってあるだろうし、やっぱり着物にはオンナの怨念がこもっているはず。

「怨念」は言い過ぎだとしても、なんかこう「気」を感じないか?

あ、自分の知ってる人から譲ってもらうのは、全然おっけー。


取引先の百貨店にはもう「呉服売り場」はかろうじて存続してても、反物自体がもうそこには、ない。

リサイクルきものショップがそのかわりにある。

古着じゃなくて、アウトレットになるのかな? 新古品の帯なら買ったことがある。
ひとえの無地の博多帯で\10,000だった。

古着屋ってのは、もっと安い。


その昔、テント芝居をやってたころ、みんなで衣装の買い出しによく古着屋に行った。
今みたいに若者向けの「古着屋」がブームになる前の、ほこりっぽい大衆演劇みたいな古着屋。

婚礼衣装の内掛けのちょっとすすけたようなのでも、1000円程度で買えるから、わーわーきゃあきゃあいいながら選んだものだ。

舞台用の衣装だからね、全然気にせずに着たさ。


『VISIOmono』見ながら思ったんだけど、こういうふうに流行してんのって東京のことでしょう?
田舎もんには、ちょっとなあ、です。



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アンティーク  



ちょっとボタンのタグを載せてる日記があったので拝借してきた。

全角と半角が混じってることについて、ちょっと悪口を書いたところ、「そのままだと、タグとして認識されてしまうので、わざとじゃないです?」という指摘を読者さまからいただいた。

きっとそうだ。ごめんね>書いた人。


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2002年11月14日(木)



 めざせベスト10!

いはらにお歳暮を贈った。

うふ。なんかうれしい。


* * * * *



ベスト10入り目前。


愛読者の皆様に深く感謝。

今日も一日、よろしくお願いいたしまする。


* * * * *


と、ここまで書いて更新したら、ランキングも更新されてて、11位から15位にdown。

あっは。

めげない。


* * * * *


いはらから、お歳暮到着のめる。

しかもしかも、目をつけてた品物だったとのこと。

何があっても、めげない。
たとえめげても、素早い立ち直り。


うっふ。


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がんばれ>りり  




2002年11月13日(水)



 「ご主人さま」


夫の取引先の関係の奥方が趣味で開いた個展に行く。

楠田枝里子似のすらりとした奥さまで、とてもこの夏「お祖母さん」になったとは思えない。


作品は本人はファブリックアートと呼んでいるが、刺繍やアップリケを大きな絵画風の作品に仕上げたもの。

今もやってるかどうか知らないが『クロワッサン』の「黄金の針賞」にでも応募するような路線のものだ。


ギャラリーは2F。
階段を昇って行くと地味な黒地のお着物にざっくりとした織りの半幅帯を締めて、嫣然と微笑む「先生」が奥にいらした。

やはりハイソな方からはオーラが出てる。

そうか、やっぱりな。
50代になったら、普段も着物よ。


「今日はおきものなんですね」というと

「だってほら、ムスメが……」

そうだった、お嬢さんが北陸の呉服問屋にお嫁入り。
実家の母たる彼女にできることの中で一番喜ばれるのは、ムスメの嫁ぎ先からばんばんお着物を買って差し上げることなんだそうな。


帰り際「ご主人さまにも、どうぞよろしく」と頭を下げて言われ、ああ、そうそう他人はそりゃあ「ご主人さま」と呼ぶでしょうよ、となんとなく可笑しい。


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ご主人さまって呼んでますか?  






2002年11月12日(火)
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