心の呟き
		時乃流

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		■■■ ■■ ■　記憶… そもそも彼女を不安定な存在にしてしまったのは『記憶』である。 ここではないどこか別の世界の記憶、それを僕は幾つも持っている。 彼女とは別の世界で出会っていた。 この世界で出会った時、彼女はその世界の『記憶』を忘れていた。 なんとも言えない懐かしさを覚えた僕は『記憶』の中にあった名前で彼女を呼ぼうとしたが、その場では止めておいた。その後、電話で話す機会を得、その時に彼女の名を呼んでみた。それがキッカケで彼女はその世界で過ごした記憶を思い出してしまった。そして彼女は僕に泣きながら必死に謝り続けた。 「お兄ちゃんは何にも悪くないの、私が悪いの」と。 別の世界の僕は、彼女が目の前で生き絶えるのを助けることが出来なかった。 その事について謝っていたのだ。 そして彼女の存在は不安定になっっていった。 以前の日記で多重人格と表記していたが、それは正確ではない。 実際のところ、彼女たちは一つの器（身体）に複数の魂が同居している状態なのだ。 だからここで書いている『存在』というのは『魂』を指している。 この先の日記では自分の体験してきた神霊関係のトラブルも記していこう。 彼女との関わりも、神霊関係のトラブルが発端なのだから……。 2002年02月25日(月)

		■■■ ■■ ■　認めたくなかったこと 自分の心に負荷を掛けていた事。 真実から目を逸らしていた事。 彼女の存在がすでに無くなっているという事に 気付いていながら、それを認めたくなかった自分。 今日はっきりとその事実を突きつけられた時、 心が軽くなった。 約束を守れなかった自分を責めて、それで自分を 自分で追い込んでいたのだと気付く。 色んな事実を聞いたが、それでもやはり彼女を 忘れることは出来ないだろう。 いや、忘れたりはしない。 彼女は確かにこの世界に在ったのだから。 2002年02月27日(水)

		■■■ ■■ ■　どうでもいい存在 そう言われてしまった。 間違いなくあの娘の本音だろうな。 ならいっそ、友人であることを辞めてしまうか？ 本来、人は皆一人。 だけど一人では生きていけないから『人』。 『人』は『人』と関わり合う事で生活している。 そう、完全に一人きりで生きていくには世を捨てるしかない。 文明に慣れ親しんだ者には難しいかもしれないけどね。 2002年03月01日(金)

		■■■ ■■ ■　なんか、 今ある友人関係の殆どを切ってしまいたくなる衝動に駆られてる。 やぱり「どうでもいいや」と言い切られたことが響いているんだろう。 そう思われている相手の側に平然と居られるほど人間出来てないし。 人と深く関わるのはもう止めるしかないのかな……。 2002年03月03日(日)

		■■■ ■■ ■　久々の休日 一人、想い馳せる。 あの娘への想いを忘れることなんてできない。 なんか、６年前を思い出す。 あの時もこんな気持ちだったな。 自分の器（身体）を持たない娘たち、 何故か僕の周りにはそんな娘らが集まる。 それも僕の性なのだろうか？ 何が正しいのか、そして間違っているのか、 一つ一つ自分で確認して、前に進んで行こう。 例えそれが望まれぬ事だとしても……。 2002年03月04日(月)

		■■■ ■■ ■　この世界で生きる理由 そんなものがあるのだろうか？ 自分の記憶にある幾つもの世界、 出会いと別れの繰り返し。 それでも僕は生きている。 多くの人達を自分の宿世に巻き込みながら。 それもまた僕の宿業故に……。 2002年03月08日(金)

		■■■ ■■ ■　感情…… 普段の自分は感情を抑えながら生活している。 『力』の暴走を抑えるためでもあるのだけど。 感情を昂ぶらせたり、怒りに身を任せたりすると、 『力』を暴走させやすくなってしまう。 今朝もふとした弾みで、仕事中に感情を昂ぶらせて しまい、溢れ出そうとする『力』を押さえつけたん だけど、おかげで体調を崩してしまった。 今も身体の震えが抜けずにいます。 いっそのこと、暴走させてみるのもいいかもしれない……。 2002年03月09日(土)

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