風紋

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2003年10月09日(木) ほどけた / 愛しい / 曼珠沙華

10月に入ってから「毎日が綱渡り」という気持ちが続いている。張りつめた気持ちだ。自分でも可笑しくなるくらい緊張していて、何でもないはずのことがとても大変に思われたりする。自分で勝手に決めたおまじないをしていることも度々ある。

でも、今日、ふっとそれがほどける時間があった。ほどける…という言葉が適当なのかどうかわからないけれど、固く結ばれたものがふっとほどけるというか、こちこちになったものがふっと緩むというか、そんな感じ。無理をしなくても笑顔でいられる。無理をしなくても優しい気持ちになる。無理をしなくても楽しく話ができる。そんな時間があった。

なぜそのような時間を持つことができたのか、よくわからないのだけれど、そういうことを感じることも大切にしていきたいなと思った(…単に週末が近いから緊張がとけただけ、という可能性もあるが)。

一方で、疲れた時には遠慮なく溜め息をつきたいと思う。


今まで、初めての人と出会うときは「愛しい」と思う気持ちよりも恐怖の方が上回っていたような気がする。でも、恐怖を少しだけゆるめて、愛しいと思う気持ちを大切にしたいと思う。

今日出会った人たちは、愛しかった。


曼珠沙華のことを少し前に書いたように思う。あれから少し印象が変わった。曼珠沙華は、ぎりぎりのところまで、人を惹き付けておいて、実際に近寄ると「私に近付かないで」と撥ね退けられそうな感じ。でも、本当は近寄ってきて欲しいと思っている感じ。

やっぱり私が花の気持ちを勝手に想像しているだけだけれど。花に合わせて自分の気持ちを示そうとしているのかもしれないな、私は。

素直になりたいです。


美しいお月さまですね。


2003年10月06日(月) 刈り取られた花とやるせない思い / その他いろいろ一言ずつ

電車に乗っていると、窓から、彼岸花や濃いピンク色の可愛らしい花(確認しようにも電車が速く通過していってしまうので名前もわからない)や、その他たくさんの草が見えた。“あ、いいな”と思った。が、しばらく行き過ぎると、数人の作業員の方が除草作業をしているのが目に入った。濃いピンク色の可愛らしい花も、刈り取られていた。電車から見ただけなので、その風景もほんの一瞬で通り過ぎていったのだが。

あれが私があの花を見た最後だったのかもしれないとか、あれが私があの場所をあのように見た最後の風景かもしれないとか思うと、やるせない思いだった。

「やるせない」という言葉を私の国語辞典で引くと、「気持ちを晴らす方法がない。切なくて苦しい」とあった。どちらかというと「切なくて苦しい」思いだ。

ただそれだけのことだと言えば、ただそれだけのことなのだが、書いておきたかっただけ。


日中の眠気がすごくて、久しぶりに電車の中でうとうととしてしまった。


疲れてどうしようもなくなった時は、大きく溜め息をつくことも、たまには許されるだろうと思う。

ふうぅぅ。


今日中にしてしまわないと命がなくなるとか、そんなことではないはずなのに、今日のうちにいろいろなことをしてしまいたいと思ってしまう。けれど、今日はもう寝よう。


そよ風」が、「ヤプース!」側のトラブルで、ちょっとうまく表示されなかったり、変なことになっています。詳細は「そよ風」の方に書きましたが、あの在り方が、現時点での「そよ風」の在り方です。


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浜梨 |MAIL“そよ風”(メモ程度のものを書くところ)“風向計”(はてなダイアリー。趣味、生活、その他)