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朝8時頃、あまりよく寝付けなかった…と思いながら、朝食を食べようと家族より少し遅れて台所に行った。台所のテーブルの上には、メロンとキウイフルーツと巨峰があった。メロンを少し食べて、キウイフルーツを少し食べた。さて巨峰はどうしようかな?と思いながらスーパーマーケットの広告に目をやると、いくつかの特売品の中に「疲労回復に。山梨産 巨峰」と書いてあるのが目に入り、やっぱり食べよう…と、何粒か食べた。疲労回復によいのかどうかわからなかったが、美味しかったので良かった。 午後、昨日購入した「思い出のマーニー」(上)・(下)を一気に読み終えた(昨日電車の中で少し読んだのだけれど)。日記にこの本を買ったということと、読み終えたということを書いた以上、何か感想なり批評なりを述べた方がいいのかもしれないけれど、あまりにも自分の中でいろいろな思いが交錯していて言葉にならない。それを自分の中で、もう少しそっとしておいてやりたい気がする。今、私がここに書けることは、“一度この本を読んでみてもらいたい”ということだ。 私が本や音楽のことを取り上げる時は、“この本(音楽)を私が読んでいる(聴いている)ということを誰かに知ってもらいたい”という気持ちと、“もし、もしも良ければ、この本(音楽)を読んでみて欲しい(聴いてみて欲しい)”という気持ちで書いている。だから、あまりしっかりした感想は書けないことが多いのだけれど。 ちなみに、「思い出のマーニー」の原題は「When Marnie was there」だそうだ(1967年)。 読み終えた後、何だか身体がだるくなって、ずっと横になっていた。“こんなに休んでいるのに、どうして身体が思い通りに動かないの?”と思って悲しくなって悔しくて、あたりにあるものを手当たり次第に投げつけたいような気持ちになったことは、ちょっとだけ内緒にしておきたいようで、やっぱり書いておきたいような事実だ(実際に投げつけはしなかったが…)。自分が情けなくて申し訳なくてならない。でも私は私でしかない。 今日は全く仕事をしていないのだけれど、今は書きかけの論文も作りかけのポスターも見るのが何だかつらいので、早めに休みます。 また少し、暑い日が続くようです。どうか夏ばてなどなさらぬように、お体お大切に。それから、私が申し上げるのも差し出がましいのですが、どうか御自分と、御自分の大切に思うものを大切にして下さい。私も、そうします。 追記:今、日記を更新しようとこのページを見てみたら、カウンタが5000を超えていました。多いのか少ないのかよくわかりませんが、そして、5000のうちの何回かを回したのは自分自身ですが、ここに立ち寄って下さった方、立ち寄って下さっている方に、ありがとうございます、とお伝えしたいです。
外出するのは億劫だなぁ…と思いながら、外出する。しかし、いざ外出してみると、けっこう楽しんでいる自分がいる。あの家の庭に咲いている花。電車の窓から見える風景。忙しそうに歩いている人。じっとりと湿った空気。外に出るのも悪くないと思い直す(湿って蒸し暑い空気は、多少つらかったが)。 今日、買った本。 (1)『続続・吉原幸子詩集』(現代詩文庫172 2003年,思潮社)(詳細) 『続 吉原幸子詩集』(現代詩文庫 2003年,思潮社)(詳細)が刊行されたのは知っていたが(そして、そちらの方は刊行された早々に手に入れたが)、「続続・吉原幸子詩集」まで刊行されているとは想像もしていなかったので、書店で見つけて驚いたとともに、なんともありがたいことと思った。迷わず購入した。「続続・吉原幸子詩集」の刊行は、2003年5月である。その頃、私自身が体調を崩しはじめて、書店に寄ったり、Webで好きな本を探したりという余裕が持てなかったので、気がつかなかったのだろうと思う。 表紙に、「あのひと」という詩の一部が書かれていたのも、嬉しかった。ページを開いてみると、38ページに「あのひと」の詩の全部が掲載されていた。この詩を読むたびに、悲しいのか嬉しいのか癒されるのか引きちぎられるのか、よくわからない気持ちになって、あぁ、と思い、涙がこぼれそうになる。そして、“私は生きよう、死ぬまで生きよう”と強く思う。 「あのひと」以外の詩も好きだ…というか、好きだという言葉でいいのか、なんと言葉にしていいかわからないほど、私にとって大切なものだ。 (2)『思い出のマーニー 上』(詳細)・『思い出のマーニー 下』(詳細)(ジョーン・ロビンソン(翻訳: 松野 正子)、2003年(初版1980年)、岩波少年文庫) これから少しずつ読みます。 今日、買ったCD。 「NHK大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』オリジナルサウンドトラック」(詳細) 大河ドラマ自体は、家族が見ているのを横でちらちら眺めているくらいで、ほとんど見ていないに等しいので何とも言えないのだけれど、このテーマ音楽は好きなので。何かが静かにひらいていくような感じが好きだ。 大河ドラマのテーマ音楽では、他には1996年の「秀吉」のメインテーマも好きだ。 “助けてくれ”と言ってしまいそうになりながら、何となくその言葉を喉の奥に飲み込んでしまうことが時々ある。だからどうだというわけでもないのだけれど。こんなことをここに書きたくなるのもどうなんだろうと自分でも思うのだけれど。 いろいろな人の助けを借りながら、少しずつ自分の力で生きていければいいなと思う。
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