風紋
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| 2003年08月05日(火) |
違和感 / 矛盾 / 体調 / 勘違い |
私が神経質になりすぎているだけなのかもしれないけれど、「立ち直る」「乗り越える」という言葉にひどく違和感をおぼえることがある。これらの言葉が使われていても何も感じないこともあるのだけれど、時々、“違うのではないか?違うでしょ?”と強烈に反発したくなることがある。立ち直ることも、乗り越えることも、不可能だということがあるのではないだろうかと思う。そう思うのは、私が悲観的に過ぎるのだろうか。それとも、私自身が立ち直ることも、乗り越えることもできていないのだろうか。
越えて生きていくのではなくて、抱えながら生きていくということもあるように思う。いくら長い時間を経ても、悲しいことは悲しいのだということもあるように思う。悲しさを消せと言われても、どうしようもない。ただ、時間が経つと何かが…何だろう…何かがどうにかなるから、だから、何とか生きていけるのではないだろうかと思う。何がどうなるのか、うまく説明できないけれど。
○ 「踏み込まれたくないけれども、でも、誰かにわかってほしい」という部分が心の中にある。似たような気持ちを、どんな人も抱えているのかなと思うことがある。
○ 体調は、「『私はやや衰弱中』と書かれた看板の下に座布団を敷いて、ちょこんと座っていたい」という気分であるくらいには回復した。気が向けば動くこともできる。しかしまだ時々だるくて、今日は横になったり起き上がったりしながら1日を過ごしていた。論文書かなきゃ。論文読まなきゃ。
疲労のきつい夜は、情けなくて悔しくて不安で、めそめそと泣いていることがある(泣きすぎ)。
○ 今度の学会発表(のうちの一つ)、プログラムで自分の発表番号を見て2日目午後の発表だと思い込んでいたのだけれど、よくよく見たら、2日目午前の発表であったことに今日気がついた。危なかった。というか、プログラムはかなり前に来ていたのに、なぜ今まで気がつかなかったのか…。
| 2003年08月04日(月) |
人ごみのこと、体調悪化中のこと、お月様のこと。 |
正直なところ、今日は体調が悪かった。あまりこのようなことを日記に書くのもどうかと思い、罪悪感はあるのだが…。
朝、ラッシュの時間帯ではなかったが、比較的人の多い時間帯に電車に乗った。私の降りる駅はいつも割と人が多く、今日も若い人から年輩の人まで大勢の人がその駅で降りた。人の波に押されるようにして電車から降り、階段を上って改札を出た。ふと寂しくなった。大勢の人の中で、私という人間がどこにいるのか自分でもわからなくなってしまいそうで。“私はここに居ます”と言いたいような気持ちで。
外にいる間は、時々ふらふらと目を回しながらも少しずつ用事をこなしていた。しかし、帰ってからは「『私は衰弱中』と大きな字で書かれた看板を立てて、その下で布団を敷いてぶっ倒れていたい」というような疲労に襲われている。
帰りしな、半分に少し足りないくらいのお月様が毅然と輝いているのを見た。それが今日の嬉しかったこと。先月はお天気の悪い夜が多くて、あまりお月様を見ることができなかったから、またお月様を見ることができたことをとても嬉しく思った。
休んだところで回復する自信がないから、休んでいいのかどうか迷う(実際、多めに休養を取るようにはしているのに、一向に良くならないし…)。けれど、なるべく早くに自分の力で体調を回復させたいから、とりあえず休みます。
夏ばてなどなさらぬよう、皆様もどうかお体お大事に。
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