風紋

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2003年07月17日(木) あぁ、夏だ / こんな日 / メモ

午前、所用で外出。朝の9時過ぎに家を出た。家を出た時に、“あぁ、夏だ”と感じた。この陽射しや、この眩しさ、この空気、風景がくっきりと見えること、空の色、蝉の声、。暑いなぁ、疲れるなぁ…と思うと同時に、どこか浮き立つような、わくわくする感じ。

本当は、もう少し早くに夏が来ていたのかもしれないな、と思うと、自分はこの数週間、何にどのように向き合って生きてきたのだろうとも思う。けれど、私にとって、夏を実感したのは今日だった。まだ梅雨は明けていないらしいけれど。


用事が済んでからは、自宅で比較的ゆっくりと過ごした。テレビを見たり、ほんの少しだけ仕事をしたりもした。開け放した窓から、ぼんやり外を眺めて、いい空だなぁとかいい風だなぁと、ふわっと幸せな気持ちになっていた(しかし、少しだけ頭痛)。

頭の中で、懐かしいメロディーのいくつかが回る。子どもの頃にピアノを習っていた時に弾いた練習曲や、幼稚園か小学校低学年の時に歌った歌。メロディーや歌詞の一部分だけしか思い出せないし、題名すらわからないけれど、それでも覚えているところだけでも歌ってみたいような気分。

しばらくは、空を見上げたり、風を感じたり、花や草や木を眺めたりすることを大切にしながら過ごそうと思います。本業もしますが…。


夜、仕事のことで電話。どう対処すればいいのか困り果てたり、やっぱり私が悪かったのだと自責の念に駆られたりしていた。困っても自分を責めてもどうしようもないから、今の自分にできる最大限のことをするしかない(他の人にとってはそれほど困り果てることではなかったのかもしれない…)。


2003年07月16日(水) 優しさ / こんな日だった / 「雲が晴れたら」 / そんな毎日を重ねて

優しい人になりたいな、と思った。“優しい”とはどういうことなのか、うまく説明できないのだけれど、ただ、優しい人になりたいな、優しい人でありたいな、と思う。

「優しいということは強いということだと思う」という言葉を下さったのは、小学校時代の恩師だった。


夜に友人と会った。少しずつ話を聞いてもらい、少しずつ暖かい言葉をもらった。嬉しかった。不安は消えたわけではないけれど、何とかやっていくよ、とまでは言えた。うん、と頷いてもらった。

たまたま入ったお店の店員さんのうちの1人が、とても気持ちの良い人だった。他の店員さんの中でも、ひときわ勢いがあって、元気で、でも注文を聞いてくれたりお料理を持ってきてくれたりする時の言葉や振る舞いに、優しさ・暖かさを感じた。いい人だね、と2人で話した。

この友人に会えて、こんな気持ちの良い店員さんに会えて、そして(全く別の話だけれど)大切な約束が1つできて、そして日記を書くことができて、誰かに日記を読んで頂くことができて、今日はもうそれだけで幸せだったなと思った。


BGM:「雲が晴れたら」(作詞:彩恵津子/作曲:羽田一郎)
NHKで放送されている「みんなのうた」で、かなり以前に流れていた曲(今でも時々放送しているかもしれない)。だからほんの2分程度で終わってしまう短い歌なのだけれど。軽やかで優しくて、思わず笑顔がこぼれてしまうような歌詞とメロディー。1番の歌詞も2番の歌詞も好きなのだけれど、2番の方が好きかな。いや、1番も好きだな。やはり。

 さあ 晴れ間が出たよ 外 出ておいで
 そう 水たまりには 僕がいるんだ
 はねが上がるなんて いじめないでほしい
 いつも君が好きだよ
 Rain drops 灰色の空が
 Rain drops 虹にかわったら
 Tear drops 君のほほえみも 戻ってきた



そんな毎日を重ねて、今日、ひとつ歳が増えました。ここまで生きることができたのが不思議で、でもありがたいと思っています(別に大病を患っているとかいうわけではないですが、本当にそう思います)。


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浜梨 |MAIL“そよ風”(メモ程度のものを書くところ)“風向計”(はてなダイアリー。趣味、生活、その他)