風紋

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2002年11月10日(日) 演奏会

演奏会が終わった。

ちょっと昨日から今朝にかけてごたごたとあり、昼のリハーサルの時はすごく憂鬱な気分で、もう駄目かもと思った。本番の出来は…どうだったんだろう。自分が演奏するのに必死でよくわからなかったというのが正直なところ。ただ、演奏していてとても楽しかったのは事実だし(自然に体が揺れていた)、お客様の拍手をとても暖かいものに感じたので、それは嬉しいこと。反省点もたくさんあるのだけれど。

曲を作った人の想いを自分の中に取り込んで、その想いをまた別の人に演奏を通じて伝えることの楽しさと難しさ。

ステージという華やかな場所に立っているだけで気分が高揚する(あまり音響のいいホールではないのだけれど)。何でも出来るような、そんな心持ちになる。一瞬の夢…なのかもしれないけれど。

楽しかった。

打ち上げにも出席してきた。本当は私はお酒が飲めない(アルコールを受け付けない体質らしい)のに、今日はすごく飲みたい気分で、梅酒のソーダ割りを注文した。が、少ししか飲んでいないのに頭が痛くなってきて、何となく心拍数も上がってきたような感じで、少し悔しい。だってどうしても梅酒が飲みたかったんだもの。

昨日から体調があまりよくなかった上に、打ち上げでけっこう無茶苦茶な食べ方と飲み方をしたので、帰ってからどっと疲れてしまった。なのに頭の中は数々のメロディーの洪水、という感じ。今は、頭の中で「イパネマの娘」のメロディーがぐるぐる回っている。

というわけで甚だ中途半端だけれど、ひとまずこのへんでおやすみなさい。


2002年11月09日(土) また間の抜けたこと / 本番前 / 「威風堂々 第1番」

今日は寒いですね。

昨日と同様の間の抜けたことをまたやらかしてしまった(このようなこと)。どれだけぼーっとしてるんだ私。


夕方からリハーサルだったので、それまでに有意義なこと(?)をしなければと考えていたのに、なぜか結局何もできなかった。しかも家を出る前に体調を崩して遅刻しまった。莫迦。

本番前の独特の緊張感・高揚感が好き。ホールに居るというだけでわくわくする(ま、音楽専用のホールではないので音響はあまりよくないのだけれど)。舞台上や舞台裏を走り回ったり、音量の調整をしたり。

一番好きなのが、開演前に舞台袖にいて開演を待っている時間。一番、想いの詰まった時間だと思う。高い天井を見ながら今までのことを思い出したり、腹式呼吸をしたりする。

本業(?)の発表の前とか、例えば学会の前とか、これが勝負だという論文を書いている時も、このくらい本番前の時間を楽しめればいいのにと思う。どうも怖さや不安の方が先に立ってしまってよくない。何かを伝えたい、私を見て、というくらいの想いの強さというか思い切りの良さがあればなぁと思う。


今、聴いている音楽…「威風堂々 第1番」(Edward Elgar作曲)

私がこの曲を初めて聴いたのは、小学校の時の修学旅行で、とある遊園地に行った時だった。ちょうど友達と何かの乗り物に乗っている時に聴こえてきた記憶がある。

この時に所属していたクラスでは、私はなかなか友達ができなくて、何か行動するときは、たいてい一人だった。友達がいないことを親や先生に知られるのが嫌で(一人でいること自体はそれほど苦でもなかったのだが)、かなり悩んでいた。5年生の秋の遠足で、先生に一人で居るのを咎められた記憶がある。6年生になって、私が変わったのか周りが変わったのかわからないけれど、少しずつ人と話せるようになった。修学旅行の時には割と苦労せずに誰とも話せるようになっていて、楽しい旅になった。

一人でいるのも悪くなかった。けれど、友達ができたことで、一人で居た時には見えなかった世界も見えるようになった。

この曲を聴いた時に、“このままの私で進んでいける”という思いと“私は変われるかもしれない。前向きに強く明るくなれるかもしれない。そうなりたい”という思いの両方を抱いたことを覚えている。その時点でも、どこか何となく引っ掛かりがあったのかもしれない。

この曲を聴くたびに、小学生のことを思い出す。今、その時の私を思い出して、今の私はどうだろうと思うと、本質的なところはそう変わっていない気がする。同時に、何だか力をもらえそうな気がする。

最近では映画「ブラス!」のエンディングでも使われていた(「最近」かなぁ)。


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浜梨 |MAIL“そよ風”(メモ程度のものを書くところ)“風向計”(はてなダイアリー。趣味、生活、その他)